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カテゴリー「遠い日の思い出」の記事

2023年4月 3日 (月)

3年半ぶりのアメリカへ③

今回の出張、アメリカに到着したのは3月1日の水曜日でした。

着いたその日から仕事をして、金曜日まで働いて、ホテルに戻って
疲れと時差ボケで何時間かベッドで寝てしまい、それから起きて、
自分の足は夜道を東に歩いていました(基本、治安は悪くないです)

20分ほど歩いて、通りを渡って左に曲がって、さらにもうちょっと
歩いて、もうその時点で顔は自然と、どんどん笑顔になってきていま
した。でも心はもう涙が出そうにもなっていて、エモーショナルって
言うのは、感極まるって言うのは、こういう時の気持ちのことを言う
んだろうなとも感じました。

そしてあるき続けた自分の視界に飛び込んできたのは

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かつての我が家です

帰ってきたんだ、帰ってきたんだ。アイアムバックと心の中で何度も
つぶやいていました。なんだか意味もなく、アメリカの国歌とかも
口ずさんだりしています。自分が5年半住んだ場所、色々な思い出が
詰まった場所に、今再び立っている、何ともいえない感慨深さがあり
ました(別に住むために戻ってきたのではないにしても、建物の中に
入ることは出来ないのが今の立場であるにしても)

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金曜の夜は晴れていれば家の前の通りでファーマーズマーケットを
毎週開催して、ちょっとした縁日みたいになります。実際あんまり
ここで買い物をしたことは無いのですが(苦笑)

それより毎週金曜日、自分の部屋の目の前のパブで深夜1時くらい
まで生演奏でブカブカやっているのに苛ついていました。その店は
まだ生き残っていましたが。

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通りにある映画館。徒歩5分で行ける映画館なので、何度か新作を
観に行ったりしていました。この週はちょうど鬼滅の刃が公開。
日本語版だったので、わざわざ観ることもないなとスルー。でも
結構ガチで人気のようでした>鬼滅の刃

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ちなみに家の前、昼間はこんな感じです。歩いていると残っている
お店あり、消えたお店あり、消えたのが何となく納得が行くお店も
あれば、生き残っているのが意外なお店もあり、と色々でした。

今回の出張でここを訪れたのは二回、全部で1時間ちょっとしか
いなかったと思いますが、やっぱり忘れ難い、思い出の場所ですね。

次回は週末に過ごし方について書いていこうと思います

2018年11月 6日 (火)

カナディアンロッキーに行ってきました(番外編)

だいぶ間が空いてしまったカナダ旅行記。しかしこの文章を書く前に、ちょっとショックなことがありました。

昔行ったらしいです、カナディアンロッキー

親に行ってきたって話したら「あら、昔行ったじゃない」って…
いや、マジで全然記憶にないんですが。当時の自分は7歳か8歳、多少の記憶があってもおかしくはないんですが。

そこで考えました。なんで記憶に残っていないんだろうと。そして思ったんです。当時の自分の記憶に残せるだけの印象(インパクト)が無かったんじゃないかと。そう考えてみると、幼少時代の旅の行き先で記憶に残っているものは全体像ではなく、1つ1つのイベントが記憶として自分の脳みそに残されています。

・ラスベガスのホテルでイー・アル・カンフーやったなとか
・グランドキャニオンの近くのホテルにはアタリのセンチピードがあったなとか
・カナダで乗ったフェリーにはドラゴンズ・レアがあったなあとか
・学校の近所のアイスクリーム屋にギャラガやスパルタンXがあったとか

ゲームの記憶しか無いのか当時の自分

うん、ちょっと当時に戻ってあの頃の自分を説教したい。もう少し周囲を見渡せ、状況判断しろ、世の中の動きってモンを組み立てて理論的に考えろ、あとTRIX(アメリカ限定の人工着色料使いまくりなクソ甘いシリアル。具体的にはこんな感じ )ホントに美味いと思うのかなどなど…

とりあえず、気を取り直して本編に戻ります

2013年4月11日 (木)

アメリカに行ってきました④

というワケでアメリカ出張日記四回目です。今回は予告通り(?)少し綺麗事(苦笑)です。

私は昔、父の仕事の都合でアメリカに住んでいました。期間は幼稚園の終わりから小学四年のはじめまでのおよそ三年半、ガンダムよりもトランスフォーマーという今の嗜好も、幼少期をアメリカで過ごしたという影響によるものだったりします(笑)

そして今回出張した場所(今の勤め先の子会社)は、当時の家からとても近い所にありました。正直、グーグルマップで位置を確認したとき、思わず声をあげました。

そして今回、幸いにも当時住んでいた場所を訪れる時間を得ることができました。

会社の人に住所を伝え、ものすごく妙な日本語で話すナビに案内されて車で15分ほど走った先に、見慣れたその家はありました。

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ペンキは塗りなおされ、薄いベージュは濃いベージュとなっていました。また当時はなかった、陶器の動物も飾られていました。しかし目の前にあったその建物は、まごうことなき26年前の我が家でした。そしてかつてのままだったのは、自分の家だけではありません。

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隣に住んでいた仲の良い老夫婦の家も

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お向かいのやたらとペットを飼っていたプールつきの家も

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はす向かいで近所で唯一ファミコンを持っていた日本人駐在員の家も

全てが思い出のままの姿で残っていました。

私が訪れたとき、周りには誰もいませんでした。誰とも出会わないその情景に、まるで四半世紀前にタイムスリップしたかのような、そんな感じさえ覚えました。

けれど思い出と違っていたものもありました。それは家の前にある歩道の幅や前庭の広さ。昔はもっともっと、広いと思っていたのに。

思い出の地訪問は、ほんの数分でした。しかしそれでも、26年ぶりにこの地を訪れたときに感じた気持ちというのは、たぶんこれから、ずっと残ると思います。