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カテゴリー「歴史」の記事

2024年3月 7日 (木)

2024台湾の旅(本編その6)

台北旅行の目的の1つであった故宮博物院を(エースと四番が不在
みたいな状況ではありましたが)ひとしきり堪能し、さあ次はどこ
に行こうか、前回も行ったゲームやコンピュータ関連の店舗が多く
入った雑居ビルのある光華商場にでも行こうかと考えていましたが
子会社の人から「そこより迪化街(ディーフワジエ)とかに行って
みたら?きっと賑わってて楽しいよ」と言われたので予定を変更
してそちらに行くことにしました。

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道中に見かけたアニメフェスのノボリです。前日に自分が行った
101ビルでやっているみたいで。道理で地下鉄に乗っていると
日本のアニメのコミケでよく見かけるような紙袋を持ち歩いてる
人たちが多かったなと。ちなみに子会社の若い子たちでも行った
人たちはいました。自分も行けばよかったかな。海外のこういう
フェスなんて行くチャンス、なかなか無いんだし

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街中で見かけた、乙女ゲー?みたいなののラッピングバスです。
やっぱり台湾の人、アニメとか漫画とか好きなんだなと。

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目的地に向かうまでの町並み。こういうなんてことない普通の
市街地を歩くのはけっこう好きだったりします。結構古い建物
が多くて、庶民的とも言える通りでした。右は寝具のシモンズ
って、漢字で書くとこうなんだと思ったので撮影。

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そして迪化街の様子。歴史ある商店街であり問屋街であって
観光地でもある場所ということで、かなりの人混みでした。
まあ、自分もその一人に過ぎないんですが(汗)売っている
ものは食べ物(軽食)や食材、竹細工やナイロン製のバッグ
などのお土産各種。なんか絵を売っているお店もありました
けれど、某コ◯ンやら、ドラ◯もん、君◯名は。、などなど
絶対版権的にアウトなものが並んでいるのはアジアの市場
あるあるだなあと(写真は撮っていませんが)

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食材として何故か(?)あちこちで売られていた干し椎茸。
こういう大量の食材、見る分には楽しいですが観光旅行で
買うことは絶対にありえんなと。そして夜は子会社の人達と
食事する約束もあったので、少し早めに撤収。

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帰り道、地下街で見かけたマスコットキャラです。右の
フィギュアは代々木公園の台湾フェスで手に入れたもの
なのですが、思わぬところで本場で元ネタに会いました。
調べてみたら麻吉猫(マジにゃー)という台北メトロの
マナー大使的なマスコットなんだとか。

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そして台北に来たからには1杯は飲んでおかないとねと
思って買ったタピオカミルクティー。普通に美味しい。

ここでホテルで一息ついて、余計な荷物は部屋に置いて
子会社の人達の忘年会(春節前なので)に参加させて
いただきました。

日本食でしたが

いや、すごく美味しいお店でしたけどね・・・日本にも
お店があるから鼎泰豊は遠慮したいと伝えて、海鮮とか
大丈夫?と聞かれて問題ないと答えて、海鮮火鍋とかを
想像していたらまさかの和食(笑)。味は良かったし
楽しい会だったことは重ねてアピールしておきます。

なんかまとまりの無い文章になってしまいましたが、
次回は三日目の話を書こうと思います

2024年3月 4日 (月)

2024台湾の旅(本編その5)

前回に引き続き故宮博物院の紹介です

収蔵品の点数が68万点を超えるこの博物館ですが、その中でも
特に有名なものが2つあります。
1つは翡翠から作られた白菜の「翠玉白菜」、そしてもう1つが
豚の角煮の彫刻である「肉形石」、10年前にも一応見ることは
見たのですが、今回は今一度、じっくり見たいと思ってました。
たぶん時間が経つとそのあたりは人も増えてくるだろうからと、
館内をうろついて在り処を探します。

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館内に置かれていたポスターなどです。いや、そんな写真よりも
現物を早く観たいんですがと思っていると・・・


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(lll゚Д゚)


まさかの貸出中。あと1~2週間来るのが遅ければ戻ってきていた
ようなのですが、そんなの読めるワケもなくです。ちなみに台南の
方にある2つの博物館に貸し出されていたそうで。てか、台南にも
故宮博物院の別館があるんだということをこのとき知りました。
次は台南に行きたいとは思っているので(そのときにこれらは台北
に戻ってきていますが)、そこはそこで、訪問してみたいなと。

でもまあ、それでも注目すべき作品は多くあります

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象牙で作られた多層球。一本の象牙から二十層以上にも及ぶと言
われる層状で彫刻がされており、しかも各層で動かすことも出来
るんだとか。しかも製法は今に至っても解明しきれていないそう
です(なので現代でも作るのは不可能)。一説には作り上げるの
には数十年かかっただろうとも

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他にも展示されていた象牙製の塔はサイの牙を使って造られた彫
刻など、実に多くのものが展示されていました。
そしていちばん右のポスターはと言うと「象牙やサイの牙の細工は
キレイだよね!でも動物の命を奪って造られたことを忘れちゃダメ
だから買っちゃダメだよ!博物館に観に来てね!!」ということが
書かれています。ベッコウとかもその部類ですよね。

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清の時代に造られたという二体の龍が描かれた黄色い皿。色合い
と言いデザインセンスと言い、個人的にはかなりの好みな一品。

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青磁と言われる焼き物の各種。むかしNHKスペシャルで言っていま
したが、その色合いは台風一過の空をイメージしたとのこと。その
製法のピークは南宋時代(1127~1279年)にあり、現代の
技術でもこのときの色合いは再現出来ないと言われています。

そんなこんなで館内を観てまわること3時間くらい。最大の目玉が
貸出中だったことは非常に残念なのですがそれでも楽しめました。

午後はまた、別のところに移動します

2024年2月28日 (水)

2024台湾の旅(本編その4)

台湾旅行の2日目、今日は朝から故宮博物院です。10年程前に
出張で台湾に来たときも最終日に、飛行機の前に駆け足で訪れた
ことはあったのですがこの日は完全プライベートで、時間を気に
することもなく行けるというのでかなり楽しみにしていました。

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ホテルの朝食はブッフェスタイル。和食系はほとんど無く洋食と
中華がメインの構成でした。数百円の追加料金で食べられるとは
思えないレベルの充実ぶり。最終日は飛行機が早くて食べられな
かったのがちょっと残念。とにかくご飯を済ませたら台北駅に
行って淡水信義線の電車に乗り士林という駅へ。

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左は駅の前にあった故宮博物院の看板。マスコットは収蔵品の中
でも特に評価の高い翡翠で作られた白菜をモチーフにしてます。
この白菜、そして天然石で作られた豚の角煮がいわゆる二枚看板
的な展示品なので、それをまた見るのもとても楽しみ。

そして駅から数十メートル歩いたところにあるバス停でバスに
乗って博物院へ。観光客も多いですし行き先も日本語で書かれて
いるので、たぶん分かりやすいかなと。

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そしてやって来ました久々の博物院!

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展示品の解説文の例です。各コーナーでどのようなテーマで展示
されているのか、などについてはこのように日本語もありますが、
個別の展示物などについては中国語と英語のみ。

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たとえばこの刀は玉で作られていて、牙璋という名前。なので
玉(Jade)で出来た牙璋(Yazhang)という刀(Blade)という
感じです。

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そしてこれが玉璧。これは玉(Jade)壁(Bi)円盤(Disk)と
書かれていました。中国古代の品物としてよく展示される玉璧、
これにまつわる中国の戦国時代、趙の藺相如と秦の昭襄王との
間のエピソードが「完璧」の語源となっていたりもしますけれど
実際にこれが当時、どのような使い方をされていたのかはよく
分かっていないのだとか。

とにかく、こんな感じで展示物の解説の読み方は分かりました。

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それよりもっと昔のものと思わしき壷のようなもの。古代の文字
などもちりばめられています。これは何と言うのか確認すると

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読めねえよ


どっちの漢字がGuiでどっちがChuって読むんだよ・・・恐らく
最初の文字がChuで二文字目がGuiなんだろうけど自信ナシ

まだまだ故宮博物院の話は続きます

2024年2月26日 (月)

2024台湾の旅(本編その3)

かなりスカ◯◯リーっぽかったけれど、それでも期待値以上だった
台北101の展望台観光、外に出たときはすっかり夜でした。

1011 1012

前々回の記事で紹介した馬車とかも、すっかりライトアップされ
ています。

そして、後はホテルの方に戻ろうと思ったのですが、まだ時間も
あったので、帰り道にもう1つ観光。

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中華民国建国の父と言える孫文を祀った、中正記念堂です。
時間によってはこの建物の扉も開いていて、中に祀られている
孫文(孫中山)の像を見ることも出来るのですが、さすがにもう
時間外なので外見だけ。

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記念堂の前は台北でもっとも広い広場になっていて、その左右に
劇場と音楽のホールがあります。音楽ホールの方では坂本龍一の
ポスターとかが貼られていました。

そして夕食は台北駅にあるフードコートに食べに行ったのですが

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日本の業者、めっちゃ多いです

こちらが、その駅ビルのリンクですここのSelect Floorの2Fを
選ぶと入っている業者を一通り見ることが出来ます。
日本人の自分も知らないお店がチラホラと

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ただまあ、もちろん台北に来て、3泊4日の旅で日本食に走る
ワケもないので夕飯は台湾系。肉そぼろの載った台湾の名物な
魯肉飯(ルーローファン)とエビのテンプラのような料理です。
なぜか(?)つけるのはわさび醤油

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そしてホテルの隣にあったお店で焼き餃子(鍋貼)、そして
コンビニで缶ビールを買って部屋で飲み食い。餃子の方はまあ、
なんて言うか…日本の焼き餃子のレベルの高さがネタにされる
のがよく分かると言うか(略、いや不味くはないんですが)

二日目は朝から故宮博物院です

2024年2月12日 (月)

2024台湾の旅(本編その1)

2024年の台湾旅行記、ここから本編開始です。

空港からタクシーでホテルに着き荷物を下ろす、ごく当たり前の
行動なのですが、つくづく思ったことがあります

工具(商売道具)の入ってないスーツケースは軽い

工具もパソコンもプレゼン資料も入っていない、入国審査で入国
目的を聞かれて気持ちよく「観光です」と言える海外旅行って、
なんて素晴らしいんでしょう✨

ともかく改めて身支度を整えて、すぐ隣にある台北駅の地下道に
入っていったのですが、ここで注意点が1つ

マジでダンジョンです

こちらに地下道ガイドのリンクを貼ります

大阪の梅地下を軽く上回るだろうと思われる、とにかく広大な
地下迷宮。中にはあらゆるお店が立ち並んでいて、体力に自信
があるなら、たぶん丸一日以上歩き回っていられるだけの広さ
があります。これはこれで、確実の1つの観光名所。もっとも
こんだけ広い地下道、有事にはシェルターになるそうですが。
何せすぐ隣に、難癖つけて奪い取ろうとしている国があります
から…平和そうに見えてもやっぱりこういうところで、戦争と
いうものが身近な存在である国だということを否応なく再認識
させられます(普段、一般の人たちはそこまで意識することは
なく使っているそうなのですが。願わくば、永遠に意識せずに
いられる、そんな環境であってほしいものです)

Ic

地下鉄での移動にあると便利なチャージ式のICカード(平たく
言うとSUICA的なもの)。前回の訪台時に子会社の社長さん
から貰ったのを、今回大変重宝いたしました。

そして台北の地下鉄路線図

使いこなせばかなり便利ですが、わりと入り組んでいます。
最初自分も淡水信義線(赤い路線図の)に乗ろうとしましたが
乗り場がわからずだいぶ彷徨いましたし。

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そして初日の旅の目的地、台北観光の王道の一つである高層ビル
台北101です。名前は地上101階建てだからで、現地の発音では
台北イーリンイー。これは中国語で1をイー、0をリンと読む
からなのですが、中国の口語では基本、1はイーでなくヤオ、と
読みます。これは7=チーとの混同を防ぐためなのですが、台湾
ではそういう習慣は無く「ヤオリンヤオって言わないんだ」と
軽く言ったら

「それ、大陸の方だけだから」

と言われました💦

それはともかく、夜景がメインイベントなこのビルなのですが、
それにはまだ早かったので、ここに行く前にちょっと散策。

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軽食ということで台北101から数駅離れたところにある繁華街、
永康街で食べたスープ。麺は素麺ですがトロトロに煮込んで
あり、箸でつまめるような状態ではないため、レンゲだけで
食べます右の看板、上の方のがメニューと解説。
そして下の段、「甜不辣」はテンプラの音読みなのでしょうけど
さつまあげ=てんぷら、って鹿児島系???

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入りませんでしたが永康街で見かけた、思いっきり日本的な
居酒屋さん。オーナーも日本人みたいです。

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台北101の前に飾られていたライトアップのモニュメント。
旧正月前だから飾られていたのか、常設なのかは不明。
ちなみに馬車には乗ることが出来て、小さなお子さん連れで
写真撮影している人とか結構いました。

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また、ビルの1階には世界的に展開している、台湾発祥な
小籠包のチェーン店も入っていました。まあ、近所に2軒
あるので、わざわざ入ろうとは思いませんでしたが・・・

次回は展望台の紹介です

2023年12月13日 (水)

駐在時代アーカイブ:ボストン旅行記①

ボストン

マサチューセッツ州の州都でありアメリカの東端近くにある都市。
同国内で最も歴史のある街の1つでもあります。

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自分が住んでいたロサンゼルスとの位置関係はこんな感じ。たぶん
駐在時代に旅したなかで仕事も含めて最も東の場所がここでした。
西海岸に住んでいるとアメリカ東部、いわゆるニューイングランド
地方はだいぶ遠いんですよね・・・

ちなみにボストンは自分が「州名よりも都市名の方が有名な場所」
と思っている場所の1つです。他にはミシガン州のデトロイト、
ワシントン州のシアトル、ネバダ州のラスベガス、イリノイ州の
シカゴ、ペンシルベニア州のフィラデルフィアなんかが、そういう
のに該当するんじゃないかなと。

このボストンという街、前回紹介したレッドソックスの本拠地でも
ありますが、有名なものが2つあります(自分的には)。
その1つがアメリカ最大の学術都市であるということ。名門中の
名門であるハーバードやマサチューセッツ工科大学の2つはわりと
ご近所同士。自分もハーバードの敷地内には入ってみました。

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名門中の名門な大学の建屋。もしもここで

久しぶりだなあ我が母校

とか言えたらとってもカッコ良かったのですが(反語系)

ええ、自分の人生に全く縁の無い学校でしたさ…

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構内(たしか)にあった書店です。売っているのは当然のように
お硬い本ばっかりでした(何も買いませんでした)。何と言うか
本屋のお客さんまでみんな、頭が良さそうに見えます。

グッズとかを売っている普通のお土産物屋さんもありました。

オンラインショップはこちらをクリック

個人的にはベビー服に大学のロゴとともに「未来の新入生」と
書かれていたのが面白かったなと(こんなのです

ちなみにお店で働いていた女の子に「ここの学生?」と聞いたら
そうだと言うので「じゃあ天才なんだね!」って言ったら笑って
「そんなことないよ」って言っていました。

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そして構内にある銅像。足を触ると幸運が訪れると言われていて
なかなかの人気スポット(自分も触った)のですが、ある意味で
いわくつきの銅像でもあったりします。どんなものかと言うと

1.大学の創設者、ジョン・ハーバード氏の銅像とされているが、
  ハーバード氏は創設者ではなく後援者(寄贈者)
2.創立1638年と記載されているが実際の創立は1636年
3.像のモデルは本人ではなく1884年作成当時の学生

という「3つの嘘」という曰くで…誰か止めろよ

次回はボストンという街のもう1つの名物について紹介しようと
思います。

て言うか、なんで旅行当時ここをブログに書かなかったのか、
今回の記事を書いていて思い出しました

撮った写真が妙に少ない


なので、書くネタもたぶんせいぜい、あと1・2回です

2023年6月18日 (日)

古代メキシコ展に行ってきました

このブログを読んでくださった方、また実際に自分と会ったことの
ある人でしたら、なんとなく自分が政治的にも文化的にも親米的だ
という感覚は持たれるかもしれません

・・・「なんとなく」じゃないと言われるかもしれませんが

そして、そんなアメリカと地続きの隣国、メキシコも実はわりと
好きな国だったりします。日本にいると治安の悪い系のニュース
ばかり耳にしますが、出張とかで20回くらい(細かくカウント
していませんが)行っていますが怖い思いしたことは(警戒心を
マックスにしていたこともあって)特に無いですし、観るべき所も
多いし食べ物だって美味しい、もっと評価されるべき国だと思って
います。

ちなみに明治時代の1888年、日本がメキシコと外交関係を結ぶ
ときに締結した日墨修好通商条約は日本がアジア以外の国と初めて
結んだ、対等な外交条約であり、それゆえ永田町に大使館がある
唯一の国でもあります。

そして、そんなメキシコの展示会が上野の国立博物館でやるという
のを聞いて、開催最初の土曜に早速行ってきました。

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祈り、畏れ、捧げた 古代メキシコ展

チケット売り場に列が出来ていて、思っていたよりもはるかに盛況
だったこのイベントですが、言い切ることが出来ます

ものすごい神イベントです

パレンケの翡翠の仮面が来日していなかったことだけ残念でしたが
それ以外はマジで文句の付け所が無い、ちょっとでもメキシコに
興味がある人なら、絶対に行った方が良いイベントでした。

何がすごいと言うとまず最初に言えるのが

撮影自由


この手の特別展には色々と行ってきましたが、今回ほどフリーダムと
言うのは初めてでした(※フラッシュと動画撮影は禁止)
しかも展示品の多くがガラスケースに入っておらず、すぐ近くで観る
ことが出来ます。メキシコという国の大らかさに感謝。
なので色々、写真を混ぜながら紹介したいと思います

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死のディスク。メキシコでも見ました。お会いするのは9年ぶりです。
太陽をモチーフにしていますが古代メキシコでは日没は太陽の死で、
日の出とともに再生すると信じられていたそうです。太陽の真ん中が
ドクロなのは、黄泉の国にあるときの状態ではないかと考察されてる
そうです

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羽を持つ蛇神の石像。これも、めっちゃ近くで観ることが出来ました。
後代の文明ではケツアルコアトルと呼ばれることになる神様です。
ケツアルコアトルはここでの文明の主神的な存在。女神転生シリーズ
など、色々な媒体でもわりと出ているので日本でもメジャーな神様の
一柱と言えるのではないかなと

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サルとカカオの土器。
古代メキシコの神話では人間は彼らの主食であるトウモロコシ
から作られた
ことになっています。

日本人の感覚ではなかなかにぶっとんだ設定ですが、その前に
神様が木材をベースに作ろうとして失敗して打ち捨てたのが
猿なんだとか。うん、人間の想像力ってすごい。
この土器の猿は表情がコミカルで、展示品の中でもお気に入り。

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ポスターにも使われていた鷲の戦士像。写真だともっと小さい物かと
思っていたのですが、実際の人間サイズです。等身大フィギュアです。
生贄を求める、わりと物騒な戦士(or神様)だそうです

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水と雨の神様、トラロクをモチーフにしたツボ。飲み水の確保が至上
命題であった彼らにとって、雨を降らせる神様はとても重要な存在
でした。
ちなみに自分はこの神様、デビルサマナーソウルハッカーズでその
存在を知りました。幻魔Lv53、雨の神様なのに使うのはなぜか炎の
アギ系で氷結が弱点。
そしてこの展示会ではボイスガイドで杉田智和さんがトラロク役を
演じて、ガイド役の上白石萌音さん(子供のころ家族でメキシコに
3年住んでいたことがあるそうです)との掛け合いをしていました。

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大満足なイベントだったので目録も購入。歴史や文化、食べ物の
解説なども載っていて、これで2800円はむしろリーズナブル。
冒頭の挨拶文は日本語とスペイン語併記していたので、自分の
スペイン語勉強用にも使わせてもらいました。

ちなみに彼らの文明がスペインから来たレコンキスタドールという
名前のバーバリアンによって滅ぼされたというのは有名な話ですが
単なる彼らの騎兵や火器に駆逐された、持ち込んできた天然痘の
ウィルスによる混乱(ご丁寧に天然痘患者が着ていた服を贈り物に
含ませたなんて話も・・・)もあったのですが、それ以外に当時の
支配者であったアステカに対抗するため、抑圧されていた地方の
部族がスペイン人と手を組んだというのもあったそうです

最悪すぎる選択ですね

人間、人生の選択は誤ってはいけないなと改めて思いました。

でも、この展示会はマジでオススメです。

2023年4月13日 (木)

3年半ぶりのアメリカへ⑦

先週末、ちょっと出かけたこともあって間隔が空いてしまいました。
でも今回の企画はきっちりと完走いたします(汗)

Portillo'sでケーキシェイクを賞味した日、この日はもう1つ、以前
から興味があった場所に行っていました(て言うか、実際はこっち
に行ってからシェイク食べに行っています)

それがこちら

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リチャード・ニクソン大統領図書館です

アメリカ合衆国第37代大統領(ちなみにバイデンは第46代)

政敵への盗聴事件、ウォーターゲート事件の責任を取って、史上
唯一、途中で辞職をした大統領

そして、そんな理由でアメリカの歴史上屈指の不人気大統領

そんな彼の記念館が実は家の近所にあったということを帰国後に
知って、少なからぬ衝撃を受けました。40代、そして屈指の
人気者だったロナルド・レーガンの記念館があるというのは理解
出来たのですが。

ちなみにレーガン記念館は以前記事にしました

最近ですと台湾の総統である蔡英文さんが訪問して、下院議長の
マッカーシー氏と会談、展示してある退役した大統領専用機、
エアフォースワンの前で写真撮影もされていましたね。個人的に
そのときの写真は、とても良い一枚だと思っています。

んで、話をもとに戻してこのニクソン大統領の記念館ですが、
レーガンのとくらべてだいぶ規模は小さいです。現役当時に
実際に使っていた乗り物の展示などは無く、所在地も街中で、
たどり着くまでにちょっと彷徨いました。

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ただ、大統領の執務室を再現した上の場所が、レーガン図書館と
違って普通に椅子に座って写真を撮ったり出来たのは良かった所
だったなと。

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そしてアポロ11号による月面着陸も、彼のときの出来事でした。
上の等身大(たぶん)フィギュアは天井に吊るされていた物です。

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そして、中国と国交を回復したときの様子を表した人形と、当時
送られた白馬の置き物。これらを非常な功績としていますが逆に
台湾の人から見たらたぶん(以下略)

しかし、こういうのを見るとニクソンが保守的な共和党の人間だ
というのがちょっと不思議な感じがしました。どっちかと言うと
リベラル系の人間なんじゃないかと(そういう意見を言っている
人は多いようです)

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そして、冷戦真っ只中の時代の人なので米ソの冷戦時代についての
展示も別枠でわりと大きめに取っていました。上の写真はそんな
当時の一般人が用意した「核シェルター」を再現した物だそうなの
ですが、まあ、実際に核戦争が起きていたら役に立たないだろうな
とは・・・

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そして思想の影響は漫画の世界にも。キャプテン・アメリカもソ連の
超人たちと戦っています。まあ、そのキャラクター性から赤狩りまで
させられたこともあるそうですし>キャプテン

ちなみに軽く調べたところ、真ん中のがレッドガーディアンで、そう
なると向かって右の女性キャラがブラック・ウィドウ?スカーレット
ヨハンソンが演じた人・・・???

ともあれ、日本に帰ってから行ってみたいと思っていた場所に無事に
行けたのですから、その点は満足。

次回は時間をすっ飛ばして、二度目の週末に行った場所について、
書いてみたいと思います(まとまりの無い文章でスミマセン)

2022年2月13日 (日)

思い出の場所にもう1度(前編)

前置き:今回は国内ネタです

ある日、ネットのニュースを見ていると、ちょっとショックな
ニュースが飛び込んできました。何かと言うと

江戸東京博物館、休館


開館してから30年が経過して、経年劣化もあるので全面的な
改修のため3年もの間休館になるそうです。

博物館めぐりは自分の趣味の1つですが、この博物館がたぶん、
自分が訪問した回数ではトップ1です(次点が上野にある国立
科学博物館またはご近所にある新宿歴史博物館)

一人でふらっと行ったり、オフ会でみんなと行ったり、海外の
子会社からの人の東京案内として連れて行ったり、かなり愛着
のある博物館です。そんな江戸東京博物館、休館前に一度は
行かなきゃなるめえ、ということで休日に行ってきました

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最寄り駅はJRの両国駅。国技館の最寄り駅でもあります。
今回写真は撮っていませんが、歴代横綱の手形とかも展示され
ていたり、ちゃんこ屋さんが軒を連ねています。秋葉原からは
各駅停車で二駅、アキバからのアクセスの良さもオフ会に重宝
された理由でした。

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建物の全景。
なんとも奇妙な形です。聞いた話だと弥生時代の高床式倉庫を
モチーフにしたそうなのですが、ビル風発生機になっている、
とも言われております💧

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そして入り口。普段は階段で行くのですが、この日は何となく、
動く歩道で行きました。

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チケット売り場のそばにポツンと置かれている石碑。鈴木都知事
と言うとあれですね

都市博を青島幸男に潰された知事ですね

それから石原、猪瀬、舛添、そして小池と都知事は続いています。
ともかくチケットを買って、やたらと長いエスカレータを乗り継
いで最上階の6階に行き、そこに入り口があります

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そして入り口。東海道の旅の起点であった日本橋をフルサイズで
再現しています。

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そして日本橋を境目に向かって左手が江戸エリア、向かって右手
が東京エリアとなっております。ここではまず、江戸エリアから
見学が始まることになります。

次回は江戸エリアを紹介したいと思います

2020年11月15日 (日)

平和になったら行きたい場所(その3)

・・・現在時刻は10時半前、なんだか、何をするにも中途半端な時間
間帯ということもあるので(酷)明日以降と思っていた記事をもう1つ
書こうと思います。

先に紹介した2つは所在地がアイダホとかメリーランドとか、どちら
っ程度の差はあれどロサンゼルスからは飛行機の距離です。また
アメリカ旅行をするとしても、第一優先がロサンゼルスな現状だと
少々、訪れるのは難しいと言わざるを得ません。

でも次に紹介するのはそんな中でロサンゼルスからも日帰りで行ける
(というか所在地がLA)な場所です。それがどこかと言うと

リチャード・ニクソン大統領記念図書館

です。

リチャード・ニクソン、アメリカ合衆国の第37代大統領です(なお、
トランプは45代目)

アメリカでは大統領図書館という、公文書館でありまた過去の大統
領の記念博物館でもある施設が全国各地にあります。自分の住んで
いた近所ですとレーガン大統領のがあり、当ブログでも紹介しました。
ちなみに自分がレーガン図書館の存在を知ったのは「ポンペイ展が
開催中」というテレビのCMがきっかけだったのですが。

いやレーガン大統領は分かるんです。ずっと支持率高かったし、今
でも歴代大統領人気ランキングやったら確実にランクインします。

でもニクソンですよ?(酷)

民主党のウォーターゲートビルに盗聴器仕掛けようとして、それを
揉み消そうと裏工作やりまくった挙げ句に歴代唯一の辞任大統領
いう不名誉きわまりない実績を打ち立てちゃった人ですよ???
なんでそんな、歴代屈指の不人気大統領の記念館があるんだろう、
そこにはどんな物が展示されているんだろうという、まあちょっと
した好奇心というか野次馬根性というかそんな感じので。ちなみに
アポロ月面着陸のときの大統領はニクソンです。

こちらもサイトを見ると閉鎖中ですね・・・

ただ写真を見るとレーガン図書館では外から写真撮影しか出来な
かった大統領執務室(の再現)も、こちらのは中に入っての撮影も
できるようですので、そういう意味では純粋に行ってみたいなとも
思っています。

 

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