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カテゴリー「海外」の記事

2023年4月 4日 (火)

3年半ぶりのアメリカへ④

アメリカに来て最初の週末、色々と近場で行きたいところもあった
ので、まずはレンタカーを借りに向かいました(※自腹です)

レンタカー会社のホームページには近場なら送迎するとか書いて
あったのですが、土曜日なので人がいないからダメだとあっさり
言われて40分くらい通りをひたすら歩いて、昔から知っている
レンタカーの事務所へ。

そこで免許証と言われたので、出張直前に取ってきた国際免許を
出しました。

ちなみに「国際免許証」と一般的に言いますが、これ自体は別に
免許証じゃありません。

日本とかアメリカとかはお互い、日本の免許でアメリカでも運転
できる、アメリカの免許で日本で運転できる、みたいな条約に
加盟していて、都庁とかで発行してもらえるのは単に「この人が
持ってる免許は問題ないよ」という証明書に過ぎません。

とにかく、それを出したのですが

ものすごく妙な物を見る目をされました

お前はいったい何をこっちに差し出してるんだと言わんばかり。
そして「アメリカの免許とか無いの?」って、向こうもたぶん
ダメ元で聞いてきたので、こちらも帰任前に取った免許を差し
出しました。いちおう期限はまだ切れていないのですが、帰国
していて書かれている住所に居住実態も無いので、果たして有効
なんだろうかという疑問が常にあった免許証なのですが

「なんだぁ、あるじゃな~い」

「早く出してよもぉ~」

みたいな感じの反応でした。

こっちが上記の懸念を素直に伝えても

「あ~大丈夫大丈夫、オッケーオッケー」

みたいな感じで。まあ、そっちの方が単純に彼らにとって手続き
楽なんだろうなと。

ちなみにこの話を週明けに会社の人にしたら「いいんじゃね?」
とのことでした。アメリカ人も別に、引っ越すたびに免許証に
書かれている住所を変更しているワケでもないんだから、と。

果たしてそういう物なんだろうか・・・まあ、二度目の週末の
ときには面倒くさいので、こっちも初手からアメリカの免許を
見せていましたが。

とにかく足が手に入ったので、改めて週末観光スタートです

2022年5月24日 (火)

アメリカ気分を味わいに(その3)

横田基地の日米友好祭レポ、3回めの今回は、ミリタリーと並ぶ
イベントの花、食べ物について書いて行こうと思います。

食べ物屋台は祭りの花、というだけあって当日は色々な屋台が
出ていました。ハンバーガーやホットドッグ、フライドポテト、
ブリトー、ナチョスにケイジャン系の料理等など・・・(和食
系も少しはありましたけれど、基本的に少数派)

どれも目移りしましたし、こういう所に来たからにはバーガー!
と行く前は心に決めていたのですが、何せどこもかしこも心を真
っ二つに折りかねないような長蛇の列・・・バーガー1つにそぼ
降る雨のなか1時間待たされそうな勢いのなか、1つだけ速攻で
食べられそうな屋台が出ていました(別名、唯一の選択肢)

Steak

それがこの、リブアイステーキセット

パンととうもろこし、それにドリンクがついて2千円と屋台の中
でも割高だったのですが、懐かしさを感じるバーベキューソース、
そしてお肉もボリューム十分だし暖かかったしで満足感は決して
低くなかったです。

ただ、肉よりも自分がノスタルジーを感じたのはパンでした

Bread

付け合せのパン。アメリカでステーキを食べると、まさにこういう
パンが付け合せでついてきたなあと思わず懐かしさを感じる味と
食感。肉よりもパンに感動した自分は少数派だとは思いますが。
(ちなみにトウモロコシは微妙でした)

ただ、贅沢を言うんであればマッシュポテトも付け合わせとして欲し
かったなあと

Pc070015

アメリカ駐在時、近所のレストランで頼んだラムチョップ。下にある
のがマッシュポテトです。軽いお茶碗一杯くらいある量、バターを
たっぷりと使った味付けと、まさにアメリカンなテイスト。パンも
そうですが、口当たりが良いので調子に乗って食べ続けるとメインの
お肉が入らなくなる、悪魔の食物でもあります。

Cheesecake

そしてデザートに食べたストロベリーチーズケーキ。
このブランドのを輸入したみたいです
向こうにいたときに食べたことがあったかどうかは微妙(売っていた
記憶はあるんですが)

解凍がテキトーだったので、まだだいぶシャリシャリしていましたが
美味しかったかなと。キーライムのパイとどっちにしようかちょっと
悩みましたが。

2022年1月30日 (日)

駐在中だから行ける(行けた)場所(その7)

すぐに書くつもりが三ヶ月(汗)また何か間隔が空いてしまい
ましたが、アメリカ駐在時代のサウスダコタ旅行記、三日目の
朝からロサンゼルスに帰るまでを書いていきたいと思います。

ホテルで朝食を済ませて朝は早めに出発、最初の目的地は宿泊
場所からクルマで2時間弱の場所にある、バッドランズという
国立公園です

Photo_20220130220001

ホテルを出て街から離れるときに必ず通った石山のトンネル。
走っていると独特の風情というか、旅をしているという感覚
がありました。まあ、サウスダコタに訪れることは基本的に
もう無いとは思うのですが。仮にまた、アメリカに駐在する
機会があったとしても、そのときにはまだまだ行きたい場所
が他にあるので。

んで、その道中の旅路が個人的にかなり辛かったです。
なんで辛いかというと

クソ眠い

Photo_20220130220106 Photo_20220130220105 Photo_20220130220104

ひたすら延々と続く、全く代わり映えのしない景色。アメ
リカ旅行のつきものと言ってしまえばそれまでなのですが
それなりに早起きして、片側一車線で休憩スポット皆無な
中でこの景色が続くとマジで辛かった・・・数年経っても
あのときの眠気の辛さは覚えているってレベルです💦

ちなみにクルマの窓に大量に付着している白いスジみたい
なのは、高速でぶつかってきた虫さんたちの(略)
写真に残してはいませんが、バンパーとかもう大惨事です

まあ、そんなこんなで運転しながら、なんとか目的地の
バッドランズ国立公園に到着しました。

Photo_20220130220102

Photo_20220130220103

Photo_20220130220003  Photo_20220130220101  Photo_20220130220002

Photo_20220130222202 Photo_20220130222201

その地層の見られる色彩の豊かさから、ミニチュア版の
グランドキャニオンとも一部では呼ばれているそうです。
まあ、個人的にグランドキャニオンとの差はデカイとは
思いますが

ただ、それでもトレッキングのルートもきちんと整備が
されているし、空気も美味しい、景色だってアメリカの
国立公園の中では若干小粒ではあるものの、考えように
よってはコンパクトにバランスよくまとまっているとも
言えるんじゃないかなと。ビジターセンターも手入れが
行き届いていましたし。

行ったときは数時間で駆け足だったけれど、落ち着いて
じっくり回れば、また違った評価になったんじゃないか
なと、この文章を書きながら思いました。

次回で今度こそこのシリーズの最終回です

2021年6月15日 (火)

目下最後の旅行先 その5

Carlsbad1

ネタ度で言ったら自分が訪れた街の中でも間違いなくトップクラス
だったロズウェルを出て、平坦な道をクルマで走ること2時間弱、
二日目の宿泊地であり三日目のメイン目的地に到着しました

Carlsbad2

場所の名前はカールスバッド国立公園、アメリカの数ある国立公園
の中でも、ある特色を持った公園です

Carlsbad6

Carlsbad3 Carlsbad4

曲がりくねった道を登り、途中で野生のヤギ?の群れとかアメリカ
南部らしいサボテンの群生を見ながら20分くらいドライブすると
待っているのはアメリカの広さを感じる、なかなかの絶景です

Carlsbad5

なかなかの絶景。つか、マジで広いなアメリカってというのはもう
何度思ったか分かりませんが。

しかし、この国立公園はCavern(洞窟)という言葉あがるように、
あくまで主役は洞窟です。具体的に言うとコウモリさんと鍾乳洞。
鍾乳洞の見学は翌日にするとしてこの日は夕方、洞窟からコウモリ
たちの大群が飛び出す様子というのを見ることにしました

Carlsbad7 Carlsbad8

見学のための席と、コウモリが飛び出してくる洞窟です。ただし、
ガイドさんの説明が始まるころになると撮影禁止、電話の電源も
切ってちょうだいねと言われます。これは電子機器の出す電波が
コウモリ達の感覚を狂わせる可能性があるからだとか。

Carlsbad9

なのでこの写真も公園に貼られていたポスターをカメラで写した
ものです。そもそもこのアングルじゃ撮影なんか出来ません。

まあ、実際の飛び立つ様子は遠すぎて、コバエの大群が飛んでる
ようにしか見えないものではありましたが・・・でもまあ、こう
いうのは体験してから後悔しないと、きっと何百倍も美化された
映像が勝手に脳内に残ってしまうので💦

また、ここで面白いなと思ったのが、10ドルだか払うとここの
コウモリの里親になれることでした。もっとも実際にコウモリを
家に連れて帰ることができるのではなく、あくまで里親としての
名前を記録に残せる、保護のための資金援助の一環なのですが。
(ちなみに自分は払っていません)

Carlsbad10

夕飯は来た道を戻って街中に行っての中華料理ブッフェ。味は
ごくごく普通。自分が泊まったホテルの向かいにレストランも
あったのですが、閉店時間が午後七時とか妙に早くて、上述の
コウモリを観に行くと戻ったときには閉店していました。商売
する気が無いというか・・・

次回でたぶんニューメキシコ旅行記は最終回です

2021年6月12日 (土)

目下最後の旅行先 その1

ちょっと間が空きましたが、再びある意味平常運転

アメリカに駐在していた2014年4月から2019年10月までの
5年半、大小あわせて20回くらいは個人旅行に行きました(現地の
人にも「そんなに行くヤツいねーよ」と突っ込まれるレベルです)

ラスベガスから始まり、北はアラスカ最北端の町から南は南米ペルー
まで、そして東はボストンまで行った駐在時代の個人旅行、最後に
行ったのがこれから紹介するニューメキシコです

また、「どこだそこ?」と言われそうですが

たぶんこの州で一番日本人にとって有名な地名は「サンタフェ」に
なるんだろうなあと(一度も行っていませんが)

旅の起点として向かったのはメキシコとの国境の町、エルパソ。
ロサンゼルスからは飛行機で2時間程度、アメリカの感覚では
かなり近場です。

From-the-air1 From-the-air2

行きの飛行機から撮った写真です。茶色い、荒涼とした感じすら
する大地がどこまでも広がっています。

この空港を起点として、2泊3日でいろいろと回ってきましたが、
その前に最初に、エルパソの事務所に勤務している、現地小会社
の人とお昼御飯を食べました(ものすごくお世話になった、日本
のサラリーマン以上にマジメな人です。この人にラストに1回、
会っておきたいなというのも、ここを旅先に選んだ理由の1つ)

Restaurant1 Restaurant2 Restaurant3

その人に連れてってもらったレストランの内装です。結構有名な
お店らしく、訪問した有名人と思しき人達の写真も沢山飾られて
いました。

Stew_20210612224801

ちなみに前に紹介したこのシチューもここで注文した料理です。

そして食事をしながら1つ、前から気になっていたことを質問
してみました。

カトリックが人口の9割を超えるメキシコで、彼らの土着の神、
ケツアルコアトルとかはどんな扱いなのか?と。

マトモな教会とかが無いから、きちんとした信仰として残って
いないのは間違いないとして、キリストに逆らう邪神のような
忌み嫌う存在として扱われているのか、、それとも北欧神話の
雷神トールがマーベルコミックスのマイティ・ソーになったり、
宗教か微妙だけど道教の斉天大聖が「オッス!おら悟空!」
なっているような、エンタメのヒーローキャラのような扱いを
されているのか・・・

それに対する答えは
「ちょっとラッキーが欲しいときに気軽に幸運を願う存在」
というものでした。日本人が「神様助けて」と、特にどの神様
なのか深く考えずに頼むときみたいなものということ?深くは
信仰されていないけれど、とりあえず嫌われいるということも
なさそうです

とにかく食事を済ませて、お別れをして、改て自分の旅行が
はじまりました。

あ、ちなみにタイトルに「目下最後の」と書いているのは

いつかまたアメリカで働いてやる

という単なる意思表示であり、別に深い意味はありません。
単なる個人的な願望兼野望です

2021年5月23日 (日)

平和になったら行きたい場所(その4-12)

案外話数が多くなった台湾旅行記、ラストの今回は途中で掲載する
タイミングを掴み損ねた写真とかを掲載したいと思います。

Town1

街並みの奥に、モヤがかかった中に見えるのが台湾の最も高いビル
である台北101。高さ508メートル、101階建てのビルです。
観光スポットでもあるようなのですが、例によってクルーズ船の乗
客が観光していた場所のリストに入っていたこともあり、今回の旅
では訪問は見送りです。

Town2 Town5

Town4 Town3

その他、台北適当散策の中で撮った写真です。路地裏に入ったり、
なんか古物街みたいな所を歩いたり。左上の写真のドームが何かは
分かりませんが(汗)

Kankouannai1 Kankouannai2

地下鉄の駅構内で見かけた、日本の観光案内な看板。都電荒川線を
使って小さな東京を見つけよう、とか近鉄電車で行く花見の旅とか、
そんな案内をしています。早くまた、気軽にそういう旅が出来る日
が戻ってきてくれるといいのですが。

Nazo

でも、駅構内のこのオブジェはわりと謎

Airport-shuttle1 Airport-shuttle2

帰りは台北駅から桃園空港まで、成田エクスプレス的な電車で帰り
ました。タクシー使うと、結構遠くて高そうだし(ローカル列車に
乗るのが単純に好きというのもありますが)。スーツケースを置く
棚とかがしっかりあるのは、空港に行く電車ならでは。

Kinaisyoku

そしてラストは台北から日本に帰るときの機内食。エコノミーなので
行きみたいに豪華じゃないですが、これで十分。

これで、1年遅れで書いた台湾旅行記は終了です。台湾とかアメリカ
とか、早くまた行けるようになりたいですね・・・

2020年11月23日 (月)

駐在時代アーカイブ(1)

先週のブログでは「まだ行っていないけど行きたい場所」をいくつか
紹介してみました。

今度は駐在時代のアーカイブと銘打って、自分が駐在時代に訪れた
けれど、ブログに掲載しなかった場所を紹介してみたいと思います。
アーカイブという言葉の使い方が正しいかは置いておくとして(汗)

紹介していなかったけど人に勧めたいアメリカの場所、その筆頭格
と言えるのがここです

ブライスキャニオン

国立公園

まずは何も言わず、下の写真をご覧になってください

Bryce2 Bryce1

Bryce3_20201123214701

「奇観」という言葉がこれほどに似合う場所を自分は知りません。
予備知識無しでこの公園を訪れても、また事前に知識を仕入れた
上で訪れていても、自然が生み出したこの光景にはただただ圧倒
されます。もちろんその先、地平線のはるか彼方へと拡がるこの
国の広さも含めて。

国立公園を取り上げたドキュメンタリー映画のトレイラーの冒頭
でも、他の有名な国立公園に先駆けて、先陣を切って出てきます。

Bryce4

ちなみにそんな岩の中でも特に特徴的なこの岩はトールハンマー
と呼ばれています。アメリカ人的にはマイティ・ソー?

Bryce5_20201123220501  Bryce6_20201123220501

また、この巨岩群の麓にはトレッキングルートが整備されて歩く
こともできます。1周グルッと回って大体1.5キロくらい。
観光ツアーで行ったとき、50分くらい時間があったのでそれ
くらいの距離だったら楽勝だろうと降りて行ったのですが

高低差で死にかけました

うん、やっぱり平地の1.5キロと山道の1.5キロって全然
違うよね・・・バスを待たせちゃいけないとめっちゃ焦って息
を切らしながら駆け抜けました。

場所はユタ州、ラスベガスのカジノ街からクルマで3時間程度
なので、比較的アクセスはしやすい場所です。カジノに寄った
その足で、ぜひとも足を伸ばしていただければなと

2020年11月15日 (日)

平和になったら行きたい場所(その3)

・・・現在時刻は10時半前、なんだか、何をするにも中途半端な時間
間帯ということもあるので(酷)明日以降と思っていた記事をもう1つ
書こうと思います。

先に紹介した2つは所在地がアイダホとかメリーランドとか、どちら
っ程度の差はあれどロサンゼルスからは飛行機の距離です。また
アメリカ旅行をするとしても、第一優先がロサンゼルスな現状だと
少々、訪れるのは難しいと言わざるを得ません。

でも次に紹介するのはそんな中でロサンゼルスからも日帰りで行ける
(というか所在地がLA)な場所です。それがどこかと言うと

リチャード・ニクソン大統領記念図書館

です。

リチャード・ニクソン、アメリカ合衆国の第37代大統領です(なお、
トランプは45代目)

アメリカでは大統領図書館という、公文書館でありまた過去の大統
領の記念博物館でもある施設が全国各地にあります。自分の住んで
いた近所ですとレーガン大統領のがあり、当ブログでも紹介しました。
ちなみに自分がレーガン図書館の存在を知ったのは「ポンペイ展が
開催中」というテレビのCMがきっかけだったのですが。

いやレーガン大統領は分かるんです。ずっと支持率高かったし、今
でも歴代大統領人気ランキングやったら確実にランクインします。

でもニクソンですよ?(酷)

民主党のウォーターゲートビルに盗聴器仕掛けようとして、それを
揉み消そうと裏工作やりまくった挙げ句に歴代唯一の辞任大統領
いう不名誉きわまりない実績を打ち立てちゃった人ですよ???
なんでそんな、歴代屈指の不人気大統領の記念館があるんだろう、
そこにはどんな物が展示されているんだろうという、まあちょっと
した好奇心というか野次馬根性というかそんな感じので。ちなみに
アポロ月面着陸のときの大統領はニクソンです。

こちらもサイトを見ると閉鎖中ですね・・・

ただ写真を見るとレーガン図書館では外から写真撮影しか出来な
かった大統領執務室(の再現)も、こちらのは中に入っての撮影も
できるようですので、そういう意味では純粋に行ってみたいなとも
思っています。

 

平和になったら行きたい場所(その2)

たまの投稿、なので連投、という感じで今日はもうひとつ、
記事を書きたいと思います。元々1つの記事の予定でいた
のを単に分割しただけとも言いますが。

その前にちょっとアメリカの歴史について触れたいと思います
(以下の文章はウィキペディアの「星条旗(国歌)」を参照)

アメリカの国歌(Star spanled banner、邦題「星条旗」)は
イギリスとの戦争のさなかにその歌詞が生まれました。

米英戦争のさなか、1814年9月、フランシス・スコット・キー
というアメリカの弁護士(趣味は詩作)は、友人である医師を
含む捕虜の交換交渉のためイギリス帝国の軍艦に乗り込みます。

イギリス側の司令官も捕虜の解放には同意したものの、機密保持
のために帝国艦隊が砦(マクヘンリー砦)を砲撃する間、彼らは
軍艦内で抑留される事となりました。

激しい夜間砲撃の後、9月14日の夜明けを迎えたキーらは、曙
光の中で(“by the dawn’s early light”)、砦の上に星条旗
(その当時は星15個、縞15本)がまだそびえているのを目にします。

激しい砲撃にも砦が死守された事に感銘を受けたキーは、直ぐさま
「マクヘンリー砦の防衛」という詩の着想を得、持参していた手紙の
裏に書き留めた。

このときに作られた詩に、当時市井で流行していた酒飲みソング
ある「天国のアナクレオンへ」のメロディを合わせたものが、今の
アメリカ国歌になっています。

アメリカ国歌(星条旗)のメロディはこちら

天国のアナクレオンへのメロディはこちら

「天国の~」の方が酒飲みソングなだけあって、メロディが優しい
感じがしますね。元ネタだけあってよく似ていますが

まあ、そんなこんなで前置きが異常に長くなりましたが、国歌の
元ネタにもなったマクヘンリー砦は今も(観光地として)存在
しています。日本で言うとお城の天守閣みたいなモンかと(適当)

砦の公式紹介文はここにあります やはりコロナの影響で現在は
休業中のようですが・・・東海岸にある施設なので西海岸からの
アクセスは良いとは言えませんが、行ってみたい場所ではあります。

余談:
ちなみに国歌の歌詞で出てきた星条旗ですが現存しています。
ワシントンDCにある歴史博物館に展示されています
ちなみに文化財保護などのため、写真撮影は禁止されています。

アメリカは歴史が「浅い」国ではありますが、歴史が「無い」国では
ありません。この旗であったり、リンドバーグが大西洋を横断した
ときの飛行機であったりを見たとき、そこに歴史の息吹はたしかに
存在していました。

もうひとつ余談:
自由の国と言われるアメリカですが、国歌のラストは「自由の地、
勇者の故郷」という言葉で締め括られています。この「勇者の故郷」
というのが結構なクセモノで、とにかく向こうではズケズケと自分
を主張していかないと話が前に進みません。ていうか、たぶん自由
という部分より勇者って部分の方がアメリカで生きてく上では重要
だったと思います。それを感覚的に理解してから、向こうでの生活
というものに馴染んでいくことができたなと

平和になったら行きたい場所(その1)

日本に帰任してはや一年が経過しました。
その間、このブログに書いた記事はわずか一件、どんだけこの
ブログがアメリカ関連に依存していたのか分かるという物です。

今年の夏休みもロサンゼルスに完全に行く気だったのが当然の
ごとく予定が潰れてしまいましたし・・・グダグダのアメリカ
大統領選挙もコロナが無ければトランプの圧勝だったんだろうか、
そんなことも考えたりしています。

そんな状況ですが、今の自分が考えている

コロナが晴れたら行きたい場所inアメリカ

をこの記事では紹介していきたいと思います。

・・・結局アメリカネタ頼みかとか言わないでくださいね💦

まず第一に挙げたいのがここ

アイダホポテトミュージアム

です。上の名前をクリックすると博物館の公式サイトに飛べます。
ちなみにアメリカには5年半住んでいましたが、アイダホは公私
を問わず一度も行ったことはありません。
仕事も無いし、当初はこの博物館の存在も知らなかったので。
うん、知っていたら、たぶん行ってた。サウスダコタより優先度
高かったと思います

アメリカで訪れるべき風変わりな博物館 というサイトをたまたま
発見したとき、その先陣を切って紹介されていたのがこの博物館
でした。アイダホポテトの品種や歴史などがかなり細かく紹介され
ているそうです。地図でスッと頭に入るアメリカ50州 という、
地図の老舗、昭文社の出した本の中でも紹介されていました。曰く
「意外と展示が丁寧」「カフェメニューは案の定芋祭り」だそう。
実際に上記のウェブサイトにあるカフェのメニューを見ても、
フライドポテトにベイクドポテト、ポテトサラダ、ポテトパンに
ポテトカップケーキ、それにポテトアイスとチョコレートソースの
かかったポテトチップと、澱粉質が無いのが牛乳だけです

ちなみに上記の「風変わりな博物館」紹介サイトだと個人的に他に
興味があったのがアラスカのハンマー博物館。どうやってトンカチ
限定で博物館にするだけのネタを集めることが出来たのかも含め
興味があります。

・・・超久々の執筆なので、今回はもうひとつ、連投します

より以前の記事一覧