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カテゴリー「文化・芸術」の記事

2024年3月 4日 (月)

2024台湾の旅(本編その5)

前回に引き続き故宮博物院の紹介です

収蔵品の点数が68万点を超えるこの博物館ですが、その中でも
特に有名なものが2つあります。
1つは翡翠から作られた白菜の「翠玉白菜」、そしてもう1つが
豚の角煮の彫刻である「肉形石」、10年前にも一応見ることは
見たのですが、今回は今一度、じっくり見たいと思ってました。
たぶん時間が経つとそのあたりは人も増えてくるだろうからと、
館内をうろついて在り処を探します。

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館内に置かれていたポスターなどです。いや、そんな写真よりも
現物を早く観たいんですがと思っていると・・・


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(lll゚Д゚)


まさかの貸出中。あと1~2週間来るのが遅ければ戻ってきていた
ようなのですが、そんなの読めるワケもなくです。ちなみに台南の
方にある2つの博物館に貸し出されていたそうで。てか、台南にも
故宮博物院の別館があるんだということをこのとき知りました。
次は台南に行きたいとは思っているので(そのときにこれらは台北
に戻ってきていますが)、そこはそこで、訪問してみたいなと。

でもまあ、それでも注目すべき作品は多くあります

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象牙で作られた多層球。一本の象牙から二十層以上にも及ぶと言
われる層状で彫刻がされており、しかも各層で動かすことも出来
るんだとか。しかも製法は今に至っても解明しきれていないそう
です(なので現代でも作るのは不可能)。一説には作り上げるの
には数十年かかっただろうとも

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他にも展示されていた象牙製の塔はサイの牙を使って造られた彫
刻など、実に多くのものが展示されていました。
そしていちばん右のポスターはと言うと「象牙やサイの牙の細工は
キレイだよね!でも動物の命を奪って造られたことを忘れちゃダメ
だから買っちゃダメだよ!博物館に観に来てね!!」ということが
書かれています。ベッコウとかもその部類ですよね。

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清の時代に造られたという二体の龍が描かれた黄色い皿。色合い
と言いデザインセンスと言い、個人的にはかなりの好みな一品。

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青磁と言われる焼き物の各種。むかしNHKスペシャルで言っていま
したが、その色合いは台風一過の空をイメージしたとのこと。その
製法のピークは南宋時代(1127~1279年)にあり、現代の
技術でもこのときの色合いは再現出来ないと言われています。

そんなこんなで館内を観てまわること3時間くらい。最大の目玉が
貸出中だったことは非常に残念なのですがそれでも楽しめました。

午後はまた、別のところに移動します

2024年2月28日 (水)

2024台湾の旅(本編その4)

台湾旅行の2日目、今日は朝から故宮博物院です。10年程前に
出張で台湾に来たときも最終日に、飛行機の前に駆け足で訪れた
ことはあったのですがこの日は完全プライベートで、時間を気に
することもなく行けるというのでかなり楽しみにしていました。

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ホテルの朝食はブッフェスタイル。和食系はほとんど無く洋食と
中華がメインの構成でした。数百円の追加料金で食べられるとは
思えないレベルの充実ぶり。最終日は飛行機が早くて食べられな
かったのがちょっと残念。とにかくご飯を済ませたら台北駅に
行って淡水信義線の電車に乗り士林という駅へ。

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左は駅の前にあった故宮博物院の看板。マスコットは収蔵品の中
でも特に評価の高い翡翠で作られた白菜をモチーフにしてます。
この白菜、そして天然石で作られた豚の角煮がいわゆる二枚看板
的な展示品なので、それをまた見るのもとても楽しみ。

そして駅から数十メートル歩いたところにあるバス停でバスに
乗って博物院へ。観光客も多いですし行き先も日本語で書かれて
いるので、たぶん分かりやすいかなと。

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そしてやって来ました久々の博物院!

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展示品の解説文の例です。各コーナーでどのようなテーマで展示
されているのか、などについてはこのように日本語もありますが、
個別の展示物などについては中国語と英語のみ。

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たとえばこの刀は玉で作られていて、牙璋という名前。なので
玉(Jade)で出来た牙璋(Yazhang)という刀(Blade)という
感じです。

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そしてこれが玉璧。これは玉(Jade)壁(Bi)円盤(Disk)と
書かれていました。中国古代の品物としてよく展示される玉璧、
これにまつわる中国の戦国時代、趙の藺相如と秦の昭襄王との
間のエピソードが「完璧」の語源となっていたりもしますけれど
実際にこれが当時、どのような使い方をされていたのかはよく
分かっていないのだとか。

とにかく、こんな感じで展示物の解説の読み方は分かりました。

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それよりもっと昔のものと思わしき壷のようなもの。古代の文字
などもちりばめられています。これは何と言うのか確認すると

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読めねえよ


どっちの漢字がGuiでどっちがChuって読むんだよ・・・恐らく
最初の文字がChuで二文字目がGuiなんだろうけど自信ナシ

まだまだ故宮博物院の話は続きます

2023年6月18日 (日)

古代メキシコ展に行ってきました

このブログを読んでくださった方、また実際に自分と会ったことの
ある人でしたら、なんとなく自分が政治的にも文化的にも親米的だ
という感覚は持たれるかもしれません

・・・「なんとなく」じゃないと言われるかもしれませんが

そして、そんなアメリカと地続きの隣国、メキシコも実はわりと
好きな国だったりします。日本にいると治安の悪い系のニュース
ばかり耳にしますが、出張とかで20回くらい(細かくカウント
していませんが)行っていますが怖い思いしたことは(警戒心を
マックスにしていたこともあって)特に無いですし、観るべき所も
多いし食べ物だって美味しい、もっと評価されるべき国だと思って
います。

ちなみに明治時代の1888年、日本がメキシコと外交関係を結ぶ
ときに締結した日墨修好通商条約は日本がアジア以外の国と初めて
結んだ、対等な外交条約であり、それゆえ永田町に大使館がある
唯一の国でもあります。

そして、そんなメキシコの展示会が上野の国立博物館でやるという
のを聞いて、開催最初の土曜に早速行ってきました。

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祈り、畏れ、捧げた 古代メキシコ展

チケット売り場に列が出来ていて、思っていたよりもはるかに盛況
だったこのイベントですが、言い切ることが出来ます

ものすごい神イベントです

パレンケの翡翠の仮面が来日していなかったことだけ残念でしたが
それ以外はマジで文句の付け所が無い、ちょっとでもメキシコに
興味がある人なら、絶対に行った方が良いイベントでした。

何がすごいと言うとまず最初に言えるのが

撮影自由


この手の特別展には色々と行ってきましたが、今回ほどフリーダムと
言うのは初めてでした(※フラッシュと動画撮影は禁止)
しかも展示品の多くがガラスケースに入っておらず、すぐ近くで観る
ことが出来ます。メキシコという国の大らかさに感謝。
なので色々、写真を混ぜながら紹介したいと思います

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死のディスク。メキシコでも見ました。お会いするのは9年ぶりです。
太陽をモチーフにしていますが古代メキシコでは日没は太陽の死で、
日の出とともに再生すると信じられていたそうです。太陽の真ん中が
ドクロなのは、黄泉の国にあるときの状態ではないかと考察されてる
そうです

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羽を持つ蛇神の石像。これも、めっちゃ近くで観ることが出来ました。
後代の文明ではケツアルコアトルと呼ばれることになる神様です。
ケツアルコアトルはここでの文明の主神的な存在。女神転生シリーズ
など、色々な媒体でもわりと出ているので日本でもメジャーな神様の
一柱と言えるのではないかなと

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サルとカカオの土器。
古代メキシコの神話では人間は彼らの主食であるトウモロコシ
から作られた
ことになっています。

日本人の感覚ではなかなかにぶっとんだ設定ですが、その前に
神様が木材をベースに作ろうとして失敗して打ち捨てたのが
猿なんだとか。うん、人間の想像力ってすごい。
この土器の猿は表情がコミカルで、展示品の中でもお気に入り。

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ポスターにも使われていた鷲の戦士像。写真だともっと小さい物かと
思っていたのですが、実際の人間サイズです。等身大フィギュアです。
生贄を求める、わりと物騒な戦士(or神様)だそうです

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水と雨の神様、トラロクをモチーフにしたツボ。飲み水の確保が至上
命題であった彼らにとって、雨を降らせる神様はとても重要な存在
でした。
ちなみに自分はこの神様、デビルサマナーソウルハッカーズでその
存在を知りました。幻魔Lv53、雨の神様なのに使うのはなぜか炎の
アギ系で氷結が弱点。
そしてこの展示会ではボイスガイドで杉田智和さんがトラロク役を
演じて、ガイド役の上白石萌音さん(子供のころ家族でメキシコに
3年住んでいたことがあるそうです)との掛け合いをしていました。

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大満足なイベントだったので目録も購入。歴史や文化、食べ物の
解説なども載っていて、これで2800円はむしろリーズナブル。
冒頭の挨拶文は日本語とスペイン語併記していたので、自分の
スペイン語勉強用にも使わせてもらいました。

ちなみに彼らの文明がスペインから来たレコンキスタドールという
名前のバーバリアンによって滅ぼされたというのは有名な話ですが
単なる彼らの騎兵や火器に駆逐された、持ち込んできた天然痘の
ウィルスによる混乱(ご丁寧に天然痘患者が着ていた服を贈り物に
含ませたなんて話も・・・)もあったのですが、それ以外に当時の
支配者であったアステカに対抗するため、抑圧されていた地方の
部族がスペイン人と手を組んだというのもあったそうです

最悪すぎる選択ですね

人間、人生の選択は誤ってはいけないなと改めて思いました。

でも、この展示会はマジでオススメです。

2021年5月18日 (火)

平和になったら行きたい場所(その4-9)

台中に行った目的なランタンフェス、その会場は台中駅から電車で
30分ほど離れた后里駅の近くにありました

Houli2 Houli1 Houli3

駅の周辺や会場の周辺。大きなイベントなだけあってなかなかの
人出です。でもたぶん、イベントが無いときは静かな町なんだろ
うなあと。台中の中心部以上に、なんとなくレトロな雰囲気が漂
う町並みでした。

Yatai1 Yatai2

会場の外には屋台村もありました(逆に会場内は飲み食いできる
ところは無かったイメージ)。ここで売っていたのは台湾グルメ
とか、小豚の丸焼きとか、あと臭(略)とか・・・

Houli4

会場はこんな公園の中にありました。この公園自体も、かなり広
い場所です。

ここでは無数のランタンが展示されていたので、テーマを分けて
いくつか紹介したいと思います。まず最初は2020年の干支、
ネズミから

Nezumi1

とっても元気な感じで可愛らしいランタンです。手にはフライド
チキン(屋台の定番)、後ろはラーメンに小籠包に・・・台湾の
ごちそうがテーマでしょうか?

Nezumi2

電車とか鉄道系のランタンが色々と展示されていた所から一枚。
乗ってる電車についてるロゴは台湾鉄路管理局のものです。

Nezumi3 Nezumi3b

お風呂に入ってるネズミです。温泉観光協会のような所が出展
しているみたいですね。
台湾には北投温泉など、スパリゾートとして売り出している所
がいくつもあります。日本の冬の温泉で味わえる雪見風呂は憧
れだけれど台湾には雪が降らないから、泡を使ってそれっぽく
演出するサービスもあると世界ふしぎ発見で言ってました。

Nezumi4_20210518212901

そしてラストです。うん、ノーコメントです。面白いけど。

ランタン紹介、まだまだ続きます

2019年6月 4日 (火)

世界一の大都会へ(オマケ)

さて、あちこちに行ったせいで二泊しかしていないわりに長編に
なったニューヨーク旅行記ですが、ここではその道中、通りすが
りに見かけた景色の写真なんかを載せてみたいと思います。

P4210914 P4190505

P4190511 P4190509

P4190550

えっと、もう一度言いますが

通りすがりの風景写真です

今回のシリーズのタイトルを「世界一の大都会」とした理由、
ひとつは夜になっても全く人の波が途絶えないタイムズスク
エアの喧騒、そしてもうひとつが街中の至るところに存在する、
アールデコ調の荘厳な建築物群です。こういう建物が本当に
至るところにあります。もう途中から、ちょっとやそっとじゃ
驚かなくなったくらいに。

ちなみにタイムズスクエアですが、年越しのイベントもかなり
有名です。大勢の人々でごった返し、チャリティーで有名な歌手
によるコンサートがあり、0時には高層ビルからばら撒かれる
紙吹雪とともにみんなで新年を祝う・・・のですが、いい場所で
楽しむには午後二時くらいから氷点下まで気温が下がることも
ごく普通なニューヨークで10時間、トイレも行けず座ることも
できず立ちっぱなしでないといけないという、さすがに一人で
行くのは躊躇するイベントです(かと言って誰かを騙して同席
させても、それはそれで恨まれそうです)

あれはテレビで観るものだから

というのはロサンゼルスにいる会社の人達の弁

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また、街中のいたるところに写真のような現代アートの
モニュメントもありました。たしかに都市として異質で、
ロサンゼルスも東京も、ニューヨークに比べたら野暮っ
たいというのは強く思いました。

けど

住むんだったら東京やロサンゼルスの方が断然いいなとも
思ってしまうのです。物価は高いし人口密度は高いしで。
観光旅行に行く分には決して飽きさせることのない場所だ
とは思うのですが。それにこんな場所で子供の頃から生活
していたらそれだけで、自分が他の地域出身の人と比べて
偉いんだと勘違いしてしまいそうで・・・それはそれで偏見
かもしれないんですが

45代大統領の出身地は・・・

最後にさらにオマケ:

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最初に見たとき何かと思いました。イギリス発症のスポーツ
用品ブランドだそうなのですが

2019年5月25日 (土)

世界一の大都会へ⑤

ニンテンドーニューヨークを出たあと、自分が向かったのは
メトロポリタン美術館、ニューヨークと言うか世界でも有数
の規模を誇る美術館です。そこまではまあ、散歩がてら歩い
て行ってみようかと思て、タクシーを使わず歩いていったの
ですが

思いのほか遠かったです

改めて地図とかで調べると5キロくらいありました。深夜の
飛行機で朝に現地入りして、慣れない土地ですでにそれなりに
歩いていたので結構キツかった・・・一番の目抜き通りである
タイムズスクエアを通って、セントラルパークの中を半分ほど
歩いて・・・でもセントラルパークは良い公園でした

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緑の多い公園、くつろぐ人々、そんな人を見ながら歩いて、振り
返るとそこにそびえる高層ビルの数々

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そして嬉しかったのがソメイヨシノが見られたこと。アメリカで
桜を見ることができたのは初めてです。なんでもある程度冬の
気温が落ちてくれないとソメイヨシノは育たないとのことなので
ロサンゼルスでは無理なので(八重桜はちょっとだけあります)

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チューリップの花もキレイでした。なんて言うか、もっとのんびり
過ごしたかった公園です。
とにかくそんな公園を抜けて、午後五時前くらいに目的の美術館に
到着したのですが、まあデカイです。

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あくまで正面のみ。全景なんてとても入り切りません。片側1車線の
道路を挟めば全体を撮れたバローの空港とはエラい違いです(比べる
のがいろいろと間違っていると思いますが)

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美術館の中でもとくに有名どころと言えるのがルイ14世がひ孫の
王子(5歳)に送ったという子供用の鎧とフェルメールの名画、
水差しを持つ女です。フェルメールの絵画、思っていたよりも全然
小さい絵でした。絵画に造詣は無い自分ですが、フェルメールの絵
は好きだったりします。

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日本の甲冑なんかも展示されていました。あとは特設コーナーで
源氏物語の世界なんかもあったり、エジプトやギリシャといった
古代文明の美術も多く展示されていたり・・・疲れた体を引きず
って3時間くらい見学しましたが、美術に興味がある人が作品を
じっくり観ていこうと思ったら1週間でも足りないっていうのは
よくわかります。

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しかし現代アートだけはどうにも理解できんなあ・・・上の写真は
ジャクソン・ポロックの「秋のリズム」という作品なのですが、
どう解釈をすれば良いのかどなたか教えてください・・・

2014年1月11日 (土)

(2か月前ですが)福井に行ってきました⑤

関西駐在の思い出作り(?)だった福井旅行、その最後を締めくくったのは仏教曹洞宗の総本山、永平寺でした。

永平寺へはえちぜん鉄道の永平寺口からバスで20分ちょっとでした。しかしバスはどんどん人気のない山中へと走っていくし、人気はないしで一瞬バス乗り間違えたかと不安になりました

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それでも着いた門前町。京都みたいに華やかではないですが、大型の観光バスも何台も乗りいれていましたし、それなりには賑わっていました(写真は人通りが少ないときに撮っています)

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お昼は二日連続でおそば&お寺の名物だというごま豆腐。とりあえず参拝前なので、肉系はやめとこうかなと。朝食思い切り魚食ってますけどね。
まあ、気は心ということで…

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入り口付近で写真三枚。メインの入り口、拝観券売り場、そして法堂(?)です。最初に法堂でお寺の歴史についての簡単な説明と、注意事項を聞きます。
とりあえず写真撮影はいいけどフラッシュはNG、そして修行中のお坊さんの写真を撮るのも御法度とのことでした。

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傘松閣という大広間です。天井には230枚もの絵が貼られていて、思わず感嘆。参拝者が最初に目にするのがここになります(たぶん)

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Photo_10  Photo_11

仏像とか境内の写真とか…永平寺は7つの伽藍とその他の建物で構成されていて、とにかく広いです。庭園も含めた広さとかいうのではなくて、建物自体が大きいという感じ。
口ではうまく説明できないので詳細はサイトをご覧ください

なんて言うか、お寺全体の造りとかたたずまいとか、そういう物全体に対して、すごく強い印象を与えてくれる場所でした。

ただ、修業は厳しいらしいです。冬はめっちゃ寒そうだし、風呂やトイレ、個人空間での私語が厳禁だって言うし…厨房の説明をしていた修行僧の人は来たとき110kgあったのが数カ月で30kgくらい痩せたそうです。

余談ですが厨房は韋駄天様を祀っていました。料理は出来たてをすぐに届けるように、また火事が起きたらすぐに消火できるようにというのがその理由だとか。

そして永平寺から福井駅には直通バスがあるのでそれに乗り、福井から大阪に戻りました。

関東に住んでいただけだったらおそらく決して行くことのなかった福井県。実際に行ってみると食事美味しいし見所もあるしで予想以上に楽しい場所でした。東京からの陸路でもうまく電車とか乗り継げば3時間半くらいで行けるようですし、機会があったらぜひまた行ってみたいなと思っています。