フォト
無料ブログはココログ

« 2024台湾の旅(本編その4) | トップページ | 2024台湾の旅(本編その6) »

2024年3月 4日 (月)

2024台湾の旅(本編その5)

前回に引き続き故宮博物院の紹介です

収蔵品の点数が68万点を超えるこの博物館ですが、その中でも
特に有名なものが2つあります。
1つは翡翠から作られた白菜の「翠玉白菜」、そしてもう1つが
豚の角煮の彫刻である「肉形石」、10年前にも一応見ることは
見たのですが、今回は今一度、じっくり見たいと思ってました。
たぶん時間が経つとそのあたりは人も増えてくるだろうからと、
館内をうろついて在り処を探します。

Photo_20240304002205 Photo_20240304002204

館内に置かれていたポスターなどです。いや、そんな写真よりも
現物を早く観たいんですがと思っていると・・・


Photo_20240304004601

(lll゚Д゚)


まさかの貸出中。あと1~2週間来るのが遅ければ戻ってきていた
ようなのですが、そんなの読めるワケもなくです。ちなみに台南の
方にある2つの博物館に貸し出されていたそうで。てか、台南にも
故宮博物院の別館があるんだということをこのとき知りました。
次は台南に行きたいとは思っているので(そのときにこれらは台北
に戻ってきていますが)、そこはそこで、訪問してみたいなと。

でもまあ、それでも注目すべき作品は多くあります

Photo_20240304002105

象牙で作られた多層球。一本の象牙から二十層以上にも及ぶと言
われる層状で彫刻がされており、しかも各層で動かすことも出来
るんだとか。しかも製法は今に至っても解明しきれていないそう
です(なので現代でも作るのは不可能)。一説には作り上げるの
には数十年かかっただろうとも

Photo_20240304002201 Photo_20240304002103 Photo_20240304002203

他にも展示されていた象牙製の塔はサイの牙を使って造られた彫
刻など、実に多くのものが展示されていました。
そしていちばん右のポスターはと言うと「象牙やサイの牙の細工は
キレイだよね!でも動物の命を奪って造られたことを忘れちゃダメ
だから買っちゃダメだよ!博物館に観に来てね!!」ということが
書かれています。ベッコウとかもその部類ですよね。

Photo_20240304002102

清の時代に造られたという二体の龍が描かれた黄色い皿。色合い
と言いデザインセンスと言い、個人的にはかなりの好みな一品。

Photo_20240304002202

青磁と言われる焼き物の各種。むかしNHKスペシャルで言っていま
したが、その色合いは台風一過の空をイメージしたとのこと。その
製法のピークは南宋時代(1127~1279年)にあり、現代の
技術でもこのときの色合いは再現出来ないと言われています。

そんなこんなで館内を観てまわること3時間くらい。最大の目玉が
貸出中だったことは非常に残念なのですがそれでも楽しめました。

午後はまた、別のところに移動します

« 2024台湾の旅(本編その4) | トップページ | 2024台湾の旅(本編その6) »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

台湾」カテゴリの記事

海外」カテゴリの記事

歴史」カテゴリの記事

どうしてこうなった」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 2024台湾の旅(本編その4) | トップページ | 2024台湾の旅(本編その6) »