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2018年9月

2018年9月23日 (日)

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その3)

なんとかカナダに到着し、なんとか入国審査を抜け、まずはATMで当座のカナダドルをおろして、バンフ行きのバスを探す自分、途中で横を通りかかった日本人観光客とそのガイドがこれから同じバンフに行くらしいので、自分も同乗していいかと声をかけたくもなりましたが、いきなりそんなこと言われても困るだろうし、何より怪しまれるだろうと踏み止まり、そしてバス乗り場は無いかと空港の建物の外に出たとき、インド系と思われる男に話しかけられました。

「どこに行くんだ?」
「バンフ、そこに行くバスを探してる」
もう無いぞ

「俺のタクシーなら240カナダドルで連れてってやる(眼の前にあった、正規料金の看板を指さしながら)」
「(240…バスなら70くらいなんだけどな)あ、でもなんか目の前をマイクロバスみたいなのが通ったんだけど、あれは?」
「いや、とにかくもう無い。バスに乗るならダウンタウンまで行く必要があるが、そこに着いたらもう間に合わないだろう」
「(…なんかイヤな予感がする…)とにかくちょっと考えさせて」

そう言って再び建物の中に戻り、さらに数十メートル歩いたのですが、ええ、ありました

バンフ行き 10:30

電光掲示板にそう表示されたバスの運営会社が

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉー

そのときの自分の心境、マジでこんな感じです。て言うかあのタクシー野郎、デタラメこきやがって。100歩譲って「バスのことは分からない」って言うのならまだしも「もう無い」って言い切ってましたよね?まあ、さすがにわざわざ運転手を探して文句を言う気力はありませんでしたけど。と言うワケで自分が知る限り、カルガリーからバンフの最終バスは夜の10時半でした(これの次はさすがに翌日になるらしい)

とにかく70ドルほど、例のボッタクリ運転手の3分の1以下の料金を支払い、バスに搭乗。うとうとしながら約二時間でバスはホテルの前につきました。

Photo  Photo_2

ホテルの名前はアーウィンズマウンテンイン。高原近い観光地にあるらしく、外観もロビーも何だかとても小洒落ております。

Photo_3  Photo_4

部屋もとってもキレイでした。なんだかちょっと、気後れするくらいに

Photo_5

深夜の0時を過ぎていましたがお腹は空いていたので買い出しに出発。やはり治安は良さそうでした(けっこう歩いている観光客もいました)。
さすがにレストランは閉まっていましたがピザ屋と、隣の酒屋は開いていたのでビールとギロというギリシャ風のドネルケバブみたいな料理を購入。部屋で食べました。

とまあ、かなりトラブルだらけではありましたが、当日きちんと到着してタクシーではなくバスで移動ができて、こうしてブログのネタもできた。そう考えるとまあ

完全勝利

と言っていい初日だったのかなあという感じです

翌日からは普通の観光です

筆者注:ここで書かれている金額はカナダドルです。この金額に0.7くらい掛け算すると米ドルでの金額になります

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その2)

アメリカに来て初めてのカナダ旅行、曲りなりにも外国なのに完全にナメていた自分、結果当初の飛行機に乗り遅れはしたのですが、それでも同じ日に到着することはできました。時計の時間は九時半前、焦りはするけどまだバスが10時だとしても十分間に合う時間です。幸い入国審査も空いていて、これなら十分大丈夫だなと思っていたのですが

入管でめっちゃ怪しまれました

理由は簡単、当初の飛行機に乗れず、改めて別のフライトを手配してもらった関係で自分は本日、ほんの半日前にチケットを取ったことになります。そんな急に取ったチケットで野郎が一人でしかも深夜に近い時間に到着。

きっと高飛びしたなにかの犯人だと思われたのでしょう

「何しに来た?」

「観光です」
「ずいぶん急にチケットを取ったようだが?」
「etaのこと知らなくて、当初のフライトに間に合わなくって」
「どこに行くんだ?」
「カナディアンロッキーです」
「これからか?」
「はい」
「どんだけかかるか分かってるのか?」
「二時間くらいですよね?まだバスがギリギリあるみたいですけど(意訳:だから早く通してくれ)」
「ホテルや帰りのチケットは?」
「取ってますよ(印刷したのをカバンに入れててホントに良かった…)」

とか、そんな自分的には大変に不毛なやり取りをして、ようやくスタンプを押してくれたと思ったのですが、係員は目の前の出口ではなく、なんか左の方を指さします。

「あっちで追加検査ね」
「(;ω;)」

それで左に行き、別の空間(個室じゃなくてオープンスペース、けっこう広い。同じような再検査の人もけっこういました)でもう一度、さっきと同じようなやり取りをして、ツアーについては現地のツアーに申し込んであることを説明して、荷物を全部チェックされて、ようやく通り抜けることができました。この時点ですでに時間は10時をちょっと回っています。それでもまだ諦めずにバスが無いか探してみよう。望みが希と書いて希望だけれど、そんな少しの望みは捨てずに行こう、そう思いました。

…初日その3に続きます

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その1)

前回のアラスカ・バローから1ヶ月後、今度はレイバーデイという9月頭の祝日に1日追加して、カナディアンロッキーを観光してきました。なんだかこう書くと、旅ばっかりしているように思われるかもしれませんが

アメリカに来て4年以上が経過しますが、泊まりでカナダに行くのは実は初めてだったりします(ナイアガラの滝を見に数時間だけ陸路で入国したのが唯一でした)。
とは言っても所詮は(?)カナダ、同じ地続きのメキシコと違って英語も通じるし、治安についても悪い話は聞きません。一応パスポートは必要だし通貨も違うけれど、フライトも片道三時間ちょいとそこらのアメリカの地方都市よりよっぽど近いし、実質アメリカ国内旅行の延長みたいなものだろう、そんな心持ちでいました。

しかし違いました

カナダは外国です

もう一度言います。

カナダに行くのは海外旅行です

いや、そりゃそうだろうというツッコミはあるかと思いますが。とにかく初日が一番大変でした。

朝早起きして空港について、チケットを発券しようとしたのですが、何故かうまくいきません。そしてそこで自分は知ったのです。空路や海路でカナダに入国するにはeta認証というものが必要だということを(2015年くらいからの制度だそうです)。

ちなみにこの手続の必要性について、「地球の歩き方」ではごくごく軽くしか触れていませんでした。日本から行こうという人は十分ご注意ください。

そしてこの手続に手間取った結果、予定の午前10時前の飛行機に乗れませんでした…一応代わりのフライトは手配してくれましたが、その時間は8時間以上も後…仕方ないので一度空港を出て時間を潰し、改めて午後五時半過ぎの飛行機に乗りました(ホテルには予定より遅れることは電話しました)

カナディアンロッキーへの旅ですが、まず飛行機でカルガリーに行き、そこからバスなどに乗り換えて2時間弱、そこにあるバンフという町が拠点となります。カルガリーに到着するのは9時半前で最終のバスはたしか10時、やれやれこのペースだったら最終バスには十分間に合う、そう思い飛行機に乗りました。

しかし、最初の山場はここでは終わりませんでした…

初日その2に続きます

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