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2017年8月

2017年8月28日 (月)

ブラジルに行ってきました②

初っ端から盛大に出鼻をくじかれたブラジル出張、そこで最初に行ったのは市内観光でした。

何せ到着したのが日曜日の朝、治安を考えて夜の到着は避けたかったし、休日の朝っぱらからローカルスタッフの手を煩わせたくなかったしということでホテルにチェックインできる時間になるまで時間を潰すためにと事前にガイドさんを頼んでおいたのです(一応言っておきますと自腹切ってます。その金額が150ドルか500レアルと言われ、そこで「あれ?2万円で340レアルって変じゃね?」と)。ただそこで一つ改めて、わりと肝心なことに気づいたんですが

自分、ブラジルについて何も知りません。

知ってることについて箇条書きしてみると

・アマゾン川
・歴史的に日本からの移民が多い
・カーニバル(リオなので関係ない)
・丘の上のキリスト像(これもリオなので関係ない)
・10人そこそこのF1ドライバー
・たぶん片手で数えられるサッカー選手
・シュラスコ(焼き肉)
・ピラルク(アマゾンの魚)
・スト2のブランカ(ブラジル人には怖くて見せられない。ちなみにダルシムも同様)

うん、偉人とか歴史とか遺跡がどんなのあるのかとか、全ッ然知らないなと。とりあえずガイドブックを読んで興味を持った東洋人街(リベルダージ)と、ブラジル行くならここだけはと思っていたアイルトン・セナのお墓をリクエスト。サッカーネタにも反応薄いし、たぶんガイドさんには「変わった東洋人」と思われたことでしょう

まずは東洋人街の写真から

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遠目に見えたカトリックの教会。ペルーもそうですが、中南米はやっぱりキリスト教系の建物が多いです。ただ、そこでふと、ヨーロッパに侵略される前のブラジルはどんな神様を崇めていたのか?そう考えて何も思い浮かばなかったとき、ああ自分はこの国について何も知らないんだなと自覚させられました。メキシコのテオティワカンやアステカ、ペルーのマチュピチュに相当する物を知らなかったので。

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東洋人街のストリートにて。日系移民が多い国だけあり、ロサンゼルスのリトルトーキョーよりもはるかに「日本」を肌で感じる場所でした。すき家とかサンパウロで数軒見かけましたし、アニメショップなんかもありました。残念ながらゲーム関連のお店は見つけられませんでしたけど

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屋台の立ち並ぶ一角。ここでも看板に普通に日本語が書かれています。買わなかったけれど今川焼きなんかも売っていました。そして写真のように、盆栽なんかも売られています。今川焼きはリトルトーキョーでも売っていますが、盆栽はさすがに売っていません(たぶん)。
日系食材のスーパーもありましたし、とりあえず日本人が暮らす上で食材の確保という意味では苦労はしなさそうです。

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東洋人街の陸橋の上から撮ったサンパウロの空です。道路は広め、空も広いですが、このとき実は意外と寒かったです。気温20度くらいまでしか上がらなかったし。事前の天気予報でそれは分かっていたんですが、同じような天気予報していたペルーがいざ行ってみると基本半袖じゃないと辛い気候だったので今回も同じだろうと思っていたら思いの外寒く…ロサンゼルスの気候に慣れた身には応えました。

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ガイドさんが教えてくれた、アイルトン・セナの名前を冠したトンネルです。ガイドさんにもセナは日本で非常に有名なドライバーだったということは伝えました。

そしてお墓参りですが、こちらの写真はありません。ペルーの旅行記でも書きましたが、なんとなくお墓で写真を撮るということに抵抗があるもので。ただブラジルのお墓は本当に平坦な広場という趣でした。墓石と言えるものは何も無く、公園のような広場のあちこちに名前の書かれた銅製のプレートが埋め込まれているだけ。それはセナとて例外ではありませんでした(献花が多いので目立ちますが)。しかも土葬なので、みんな色々な人の棺桶の上を歩いていくことになります。いいのかなあと思いつつ、でもそれを気にしたら一歩も歩けそうにないから仕方ないよねという感覚で開き直って歩くことになります。

1994年の5月1日にセナがイモラで亡くなってから、結局1人もブラジル人のF1チャンピオンは誕生していません。(日本人に至っては未だ一勝すら挙げていません)。F1も最近はとりあえず結果は気にするけれど、という感じになってきてしまっています。こっちだと日曜の朝5時くらいに起きないと観れないし。ホンダも相変わらずですし…ここらでひとつ、パッと明るくなるような話題が出て来てくれると良いのですが。

次回はブラジルで食べたものについて少し語ろうと思います



2017年8月23日 (水)

ブラジルに行ってきました①

ブラジルの旅行記、前回に引き続きサンパウロの国際空港から。

首都サンパウロの玄関口はグアルーリョス国際空港、スリーレターコードはGRU、国名や地名からはあんまり連想できない名前ですが、それを行ったらNRTやHANも似たようなものなんでしょうか。

飛行機内で税関申告書みたいな紙を渡され、とりあえず記入したのですが行きの税関で何も言われず、記入内容に不明なところがあったから係員を捕まえて質問しても
「あ~大丈夫気にしなくて。出国するときに渡せばいいから」
という、とってもアバウトな態度。いいのかそれで?とちょっと言いたくなりました。

ちなみにアメリカはかなり審査うるさいですし、メキシコもなかなか厳しいです。特にメキシコは税関通過後、謎のボタンを押させられて緑のランプがつけばそのまま通過、赤いランプがついたらスーツケースを開けて全荷物検査という、よく分からないシステムを採用しています。確率5分の1くらいらしいのですが、幸いここまで引っかかったことはありません。

とにかく入国して、出迎えの人に会って、まずは当座の現金が欲しいからと空港内の両替コーナーに行ったのですが

こいつがとんでもねえ地雷でした


たまたま日本円を持っていたので二万円ほど両替したのですが、ヤフーファイナンスとかで見ると600レアル近くになるはずが、渡されたのはわずか340レアル。六割も戻ってきていません。ボラれたことに気づき、引き返し抗議をしても「お前は同意した」の一点張りです。

いや、これがたとえばレートの良さに釣られてヤミの両替に手を出したとかだったら自業自得ですよ(ゼッタイそんなのに手出ししないけど)?でもここ、空港内に店を構えてる両替商ですよ?それに空港の両替ってあんまりレートが良くないっていうのも知っていますよ?でも、それにしてもせいぜい5%とか10%とかそれくらいだろうがと。て言うか改めてそこを見ると、どこにもレートを書いてねえし

なんて言うか、ブラジルの経済が悪いというのはよくニュースで目にしていました。ブラジル、ロシア、インド、中国をBRICsと並び称していた時代は数年前に終わっているんだということも。だからそうだね、一見さんからとことんふんだくろうって意識になるんだね!と。もう入国30分でブラジルへの評価ストップ安ですよと。

ちなみに空港、出国側はATMとか大量にあるのに入国側は全然ありません。なので悪質な両替商に引っかかりたくなかったら空港を出る前に出国側の窓口があるフロアに移動するか、現地通貨を持っている人と最初から合流する必要があります。ATMのレートは一応、マトモでしたので(780レアルキャッシングでおろしたら300ドル引かれてた。このレートはまあ普通)。

まあ、一週間の滞在で最大の被害がこれだったのでまだ良しとすべきなのかもしれませんが、とりあえず皆様、ブラジルに行く機会があったら気をつけてくださいm(_ _)m

※なお、「地球の歩き方」を見たら「空港の両替はレートは普通だけれど手数料がバカ高い」と書かれていました。いや、レートからして極悪なんですが(上記の340ですが、具体的に言うと両替で390、そこから手数料50引かれて340でした)

2017年8月21日 (月)

ブラジルに行ってきました(序章)

少し前のブログでも書きましたが、8月の12日から19日にかけて、ブラジルに出張してきました。日本ではお盆休みのこの一週間、日本からの仕事関連のメールが皆無になるので出張を入れるには良い時期です(まあ、休みを取るのにも良い時期なんですが。去年アラスカに行ったのもこの時期でしたし)

ロサンゼルスから首都サンパウロは本数少ないながらアメリカン航空による直行便があります。フライト時間は12時間、東京に行くのと大体同じくらいです。ロサンゼルスとの時差は4時間、午後四時の出発で翌日の午前八時に到着でした。

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機内食は2回。朝食はブルーベリーマフィンとヨーグルト、夕食はチキンとマッシュポテト、味は…うん、とりあえずアメリカン航空を一時帰国には使いたくないなと。選択肢は6社くらいあるんだし(ANA、JAL、シンガポール航空、デルタ、アメリカン、ユナイテッド。この中で実際に乗ったことがあるのはアメリカンとユナイテッド以外の4社)

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余談ながらデルタ航空の羽田行きで出た機内食。こっちは基本、文句なし。機内上映の邦画も豊富にあるし(アメリカ国内線で「君の名は。」があったのは驚きでした)。つくづくこれで、マイレージの使い勝手さえ良ければねえ。

とにかく12時間、寝るかゲーム(出発直前にダウンロードした大逆転裁判2)をやるかなりしながら時間を潰しているうちに到着しました。サンパウロ、南緯23.30度、去年旅行したペルーよりも南にある、目下自分の人生最南端、この国でこれから一週間を過ごすことになります。

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