正直両極端すぎる気が
ただ今金曜午後十時、本日ロサンゼルスは雨が降っています。朝からほとんど丸一日、降り続いています。夕方六時前くらいは、かなり本降りでした(そして道路の水はけが悪いので、そういうときにクルマを走らせると水しぶきが凄まじいことになります。座ってる自分の顔の高さくらいまで跳ね上がります)
11月末くらいからロサンゼルスはずっとこんな天気、毎週2日くらい雨という日々が続いています。これは自分がこっちに来てから初めてで、たぶんそれまでの二年半で降った雨の量より、この三ヶ月で降った量の方が数倍上回っています。と言っても最近の雨量が多いと言うより、それまでが少なすぎたんですが。
こちらのリンク先を見てください 2011年の年末から始まってこの五年間、どんだけ酷い干魃状態だったかが分かると思います。無論、天気は毎日晴れ。いつの間にやらカバンの中の折り畳み傘は邪魔物となって部屋の隅に置かれ、そのまま出張して出先で雨が降っていて慌てるなんてことも1度や2度じゃありません(単に自分が抜けてるだけとも言います)
そんなロサンゼルス、公園にこんな表示が立つようになりました
GOLD IS THE NEW GREEN
最初は何を言いたいのかさっぱり分かりませんでしたが、こういう話です。
以前(自分が最初にアメリカに来ていた80年代とか)は芝生が緑にしておかないといけないものでした。たとえ個人の家の前庭だろうと、きちんとスプリンクラーで水をやって、芝刈り機で切り揃えていないと自治体から叱られる(下手すりゃ罰金?)というルールになっていました。
しかし大渇水のためとても芝生に水をやる余裕なんてありません。これまでとは逆に、むしろ盛大に水まきをしていたら叱られる状況、そこで出てきたのがこの標語でした。
枯れた芝生は茶色じゃないんだ!あれは黄金色なんだ!!あの黄金色こそが、我々の新しい緑なんだ!!
…とりあえず意味が分かったとき、「負け惜しみ」とか「酸っぱい葡萄」という言葉が頭をよぎりました。ひとまず数回ツッコませろと。
でも、最近の長雨のせいでそんな芝生もすっかり緑に戻りました。
雨の日は当然のように休業してるし、そうじゃなくてもこの天気だと洗車なんてする気にまずならないしで(ちなみに自分は渇水状態のときでも、洗車すると三割くらいの確率で数日のうちに雨に降られてました。マーフィーの法則とでも言うんでしょうか)
加減ってものを考えよう
空模様までアメリカンと言ったら偏見ですかね?
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アメリカって、何でもかんでも規模が大きいんでしょうか?
おおらかと言うか、大雑把と言うか(^^;)
Gold is new GREEN!
は、確かに酸っぱい葡萄かもしれませんが、なかなかに考えられたものだと思いますよ(^_-)-☆
投稿: aiki | 2017年2月19日 (日) 13時32分
>aikiさん
まあ、とりあえず何でも規模は大きい国ですねえ>アメリカ。たまにその規模が面倒くさくなったりもしますが、自然の雄大さとかはやっぱり惹かれます。
ちなみにこっちの人に「これでもうGold is the new greenなんて言わないで済むね」と言うと笑うあたり、やっぱり酸っぱい葡萄と思ってはいたようです。洒落てる言い回しだとは思いますけどね
投稿: 臥龍鳳雛 | 2017年2月19日 (日) 14時56分