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2016年12月 9日 (金)

君の名は。を観てきました

日本ではとうとう興行収入が200億円を超えたアニメ映画「君の名は。」、自分の地元が出ているということもあって前からぜひ観たいと思っていたこの映画が、ようやくアメリカでも上映されることになりました。

場所はビバリーヒルズにあるLaemmle(なんて発音するんだろう)ミュージックホールという映画館。アメリカでの本公開は年が明けてからなのですが2016年の賞レースに参加するために一度はどこかで上映しておかないといけないとかそういう理由で、こちらの劇場で一週間だけ上映することになったようです。
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上映前の様子。なかなか混んでます。座席数が160にも満たない小さな劇場で1日5回行う上映は前売り段階で全席完売でした。自分も本当は土日に行きたかったのですが、とうに売り切れていたので水曜、仕事が終わったあとの時間で何とかチケットを確保したという感じです。

お客さんは日本人、中国人、それに西洋人が多かったです。中国人わりと多めだったかなと。

そして見終わった感想ですが、まずは恐ろしいまでの完成度だなというのが第一印象でした。人気が出るのは納得。リピーターがわんさと出るのも納得。実際自分も本公開されたらもう一回観てみたいと思いますし(あまりの話題性から妙に評論家目線で観ちゃいましたし。次は純粋に話を楽しみたいなと)。

以下公式サイト に書かれている程度のネタバレは含みます。

まず目を引いたのはやっぱり映像の美しさでしょうか。地元四ツ谷の風景とか、ちょっぴり一時帰国したような気持ちにさせてくれましたし、飛騨の風景、屋台の風景など日本人の目から観ても素晴らしいし、日本に行ったことのない外国人が見ても、日本に対して興味を抱かせるに十分だったと思います。しかしその田舎を主人公の一人、三葉が愚痴るところで
「歯医者もない、コンビニは9時に閉まる、でもスナックは二軒ある
と言っていた「スナックは二軒」という部分でけっこう皆さん笑っていたんですが…アメリカでも地方あるあるなんでしょうかね、あれは(日本人の観客だけがウケていたにしては反応が大きかったので)

次によく言われることですが声優さん。全部ハイレベルなのですが、とくに立花瀧を演じていた神木隆之介さんの演技が素晴らしかったです。たとえば中身が三葉のときの瀧を演じるときのがカマっぽくなくて本当に、中身が女の子に入れ替わっているという雰囲気が出ていて。ああいう演技っていうのは、たぶん誰かがどこをどうしてって具体的に説明できるものじゃなくて、感覚的に演じてそれを視聴者が感覚的に掴み取る、そういうものなんじゃないかなと思います(見当違いなこと言っているかもしれませんが)。

そしてやっぱりストーリーでしょうか。あえて内容には触れませんが、とにかく隙がなく、全部完璧に計算してまとめられていて、話の途中で大量に情報や伏線が詰め込まれているんだけれどそれが気づけば嬉しい、気づかなくても話として楽しめる、どんな情報が散りばめられていたのか、もう一度見て確認してみたいと思わせる、そういうバランス感覚と言うか。
ただ、あまりに完全に計算されしすぎているから、それがかえってイヤという人もいるのかなあという気はしました。あと一部テンポが速すぎてもうちょっとゆっくり観たいなと思った部分もありましたが、これはたぶん、ターゲット視聴者層が10代~20代と言うから(略)

ともあれ今は、年明けの正式公開が楽しみです

ヒアリング気にしなくていい映画、他にこっちじゃ観れないし

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