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2016年9月20日 (火)

横浜の歴史が終わりました

この数日で、横浜ベイスターズの持っている2つの「歴史」が終わりました。1つは正の歴史、もう1つは負の歴史です。

負の歴史というのはもちろんクライマックスシリーズに12球団で唯一、出たことがないという歴史です。なにせ最後にAクラスになっていたのが2005年の牛島監督のときという…その歴史が今年、ようやく終わりを迎えることができました。

正直、ラミレスが監督になると聞いたときには絶望感しか感じませんでした。明るいキャラクターのラミレスは選手としては好きでしたが、どう見ても話題作り、集客力優先にしか思えなかったので。ベイで外国人を監督にするのならロバート・ローズじゃないか、とも。実際開幕直後は100敗ペースとまで言われていましたし。それが梶谷が復帰してから調子を上げ(梶谷本人が絶好調というワケでもないのに一気にチーム成績が上向いたのが謎なんですが)、度重なるズルズルと奈落の底に落ちて行きそうな危機にもギリギリで踏みとどまり、今永や石田という若手投手の台頭、タナケン、須田、三上、山崎のリリーフ陣の危なっかしいながらも奮闘、そしてますます頼もしくなった四番筒香の活躍などもあって、ようやく今年、クライマックスシリーズへの出場権を勝ち取ることができました。セリーグのクライマックスシリーズに出場するのは広島、巨人、そして横浜。それぞれの対戦成績はほぼ五分なので、正直展開が読めません。個人的にはやっぱり、ベイに勝ち抜いてほしいのですが。

そしてもう1つ終わる歴史、それはハマの番長こと三浦大輔投手の引退表明です。横浜一筋に現役生活を続け、大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、横浜DeNAベイスターズを全て経験した唯一の選手。去年で中日の谷繁選手、楽天の斎藤隆選手が引退したので唯一現役で残っていた98年の優勝メンバー、そんな三浦大輔投手が引退を表明しました。

これは個人的な予想なのですが、もし横浜が今年も最下位に沈んでいたらまだ引退しなかったんじゃないかなと思っています。先述の若いピッチャーが台頭してきて、チームも初めてクライマックスシリーズ出場を勝ち取ったからこそ、安心して引退することができるんじゃないかなあと。とにかく三浦選手にはお疲れさまでしたという言葉しかありません。
横浜にとってのシーズンは残り4試合、現状借金は2、なんとか残りの試合を頑張って、2001年以来の勝ち越しでシーズンを終えてほしいと願っています。

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