鈴鹿に行ってきました③
鈴鹿に行ってきました②の続き、今回はフォーミュラニッポンの決勝についてメインに書こうと思います。(他にも下位カテゴリのF3とか二輪の全日本JSB1000というカテゴリのレースもやっていました。F3の方は千代勝正という選手が今後期待できそうかなという感じ。二輪の方は…すみません見ていません 知っている選手がいないしどんな規格なのかも分かっていなかったので…)
そして二輪のレースをやっているときはお昼食べたりゴーカートで遊んだりしていました。
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遊んだゴーカートとそのコース。競技用のカートをベースにタイヤ同士がぶつからないように周囲にカウルをつけ、エンジンをキー起動式にし、シートベルトもつけてとレジャー仕様にした物です。一応時速は40キロくらいまで出ます。
コース一周14秒を切れれば合格、ただし一回目で超えるのには高いハードルだそうです。自分も二回スピンした挙句ベストで16秒、とりあえず自分より先に走っていた子供(ベスト20秒)には勝ちました。あ、自分以外に大人もやっていましたよ
こういうカートを触るのは中学生以来でしたし、最近普通の車は全然運転していませんけど、やっぱり楽しいなと。幼少のころ親を説得し、真面目にやっていればよかったです。そうすれば年齢的に小林可夢偉は無理でも同学年の佐藤琢磨と争うくらいにはなれていたかもしれません。
という言うだけならタダを地で行く戯れ言はさておきフォーミュラニッポンの決勝レースです。
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レース前、スタートを待つ中嶋一貴選手(左)と大祐選手(右)、一貴選手を見るのは06年のマカオグランプリ以来です。やっぱり個人的には一貴選手の方を応援。
レースは第一コーナーで予選一位の山本尚貴選手がクラッシュしコースアウトするなど波乱含みの展開、14番手スタートの一貴選手は混乱の中で10位に浮上しますが4周目には早くもピットイン、何かトラブルでも起きたのかと不安になりましたが、これが一貴選手の作戦でした。
フォーミュラニッポンではレース中最低一回はピットに入り、タイヤを交換することが義務つけられています。そのタイヤ交換義務を早めに終わらせ、あえて他車よりはるか後方を一人で走ることによりバトルでのタイムロスやタイヤの摩耗を避け、前方との差を詰めます。
そして前を走る車がタイヤ交換のためにピットインしている間に一貴選手はその横を走り抜けて順位を上げる…自分はメインスタンドでレースを見ていたのですが前を走るライバルがピットに入っている間に一貴選手の緑色の車が最終コーナーを立ちあがり、メインストレートを疾走して行く…
「行け一貴!間に合え!!追い越せ!!」
目の前を走る一貴選手を前に何度もこの言葉を張り上げずにはいられませんでした。
たしかにこの戦法にはレース中にバトルの末に相手を抜き去る小林可夢偉選手のように派手さやカッコよさはありません。しかしこれも立派な作戦です。安定したハイペースで走り続けることはもちろん、他の相手より早くタイヤを交換しながらもタイヤの摩耗を抑えながら走り続けることのできる技量も必要になります。
実際、最初にタイヤを交換したにも関わらず最後まで、後方のライバルを引き離し続けたのはさすが元F1ドライバーだとしか言いようがありませんでした。
そしてその結果…
中嶋一貴、予選14位から表彰台!
写真は左から2位の小暮選手(中嶋大祐選手の同僚)、優勝の同僚、ロッテラー選手、一貴選手の所属するとトムスチームの舘監督、そして一貴選手。予選は本人いわく「ルーキーらしい順位」でしたが作戦を見事成功させ、ほとんど練習時間の無かったマシンでの表彰台は上々の成果と言えるでしょう。とりあえず、昨日は絶望してすみません
ちなみに大祐選手は11位でした。こちらは本当の意味でのルーキーですし、まだまだこれからに期待しましょう。同僚はフォーミュラニッポンのトップドライバーなんですし。
次戦は今週末、6月5日の大分オートポリス、さすがに見に行けませんがどんなレースになるのか楽しみにしています。
オマケ:
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せっかく鈴鹿に来たんだから何か買わんとね~ということで買った可夢偉Tシャツ。オフィシャルグッズということでTシャツのくせに7千円近くとえれえ高かったですがさすがに着心地は良好。F1決勝のときはこれを来て応援してます。
オマケその2:
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前述エヴァンゲリオンレーシングで売られていたタオル。ハコ車なので箱型決戦兵器なのはいいとして暴走しちゃまずいと思うんですが。
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