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2011年5月31日 (火)

とことん行ったれ小林可夢偉!

そんなワケで(?)たまには連投記事

一昨日、ヨーロッパはモナコ公国でF1モナコグランプリが開催されました。
F1開催よりもはるか昔から行われてきた伝統の一戦、世界の富豪が集うこの国で、海岸沿いの市街地を閉鎖し行われるこのレース、世界のお金持ちがクルーザーで観戦する姿が見られるのもこのレースならではと言えるでしょう。
自分もぜひ一度行ってみたいのですが、チケットの高さ(一週間のツアーで約50万)もあり、とても行けそうにありません

しかしこのモナコグランプリ、コースの狭さ複雑さ特殊性ゆえに日本人ドライバーにとっては常に鬼門であり続けました。日本人が入賞できたのは08年の中嶋一貴(7位)一回のみ。

「1年で10年分の生活を生きている感じがする、この充実感だよ!今の自分の仕事はこれしかない」

前戦ベルギーGPで5位入賞、この言葉を残して意気揚々とモナコに乗り込んだ中嶋悟が

「力の差だよ。すべての力の差を感じた」

そう言うしかなかった、それが日本人にとってのモナコでした。

そのモナコで…そのモナコで…

小林可夢偉5位入賞!

しかも上位が潰れたレースではありません。トップ3チームの四台に続き、後ろから迫るマクラーレンのエース、ルイス・ハミルトンをギリギリで抑えきっての5位入賞です。これでドライバーズランキングもシューマッハを抜いて10位に浮上、6位のハイドフェルドまでは射程圏内と言えるでしょう。

その可夢偉を評したコラムで、片山右京が故・西山平夫氏(F1速報誌主筆)にこんな言葉を捧げていたそうです

「西山さん。やっと、僕らの夢が動き出そうとしているよ」

本当に、夢が動き出そうとしています。いえ、もう夢は動き出しています。

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