愛媛県に行ってきました③
突発シリーズの愛媛県旅行記、第三回目は松山市内で訪れた残りの観光地について、簡単に紹介したいと思います(それぞれ大文字をクリックすると公式サイトに飛びます)
1.坂の上の雲ミュージアム
読んで字の如し、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」を取り扱った博物館です。
個人的に行く前はかなり楽しみにしていたのですが、実際行ってみるとまあ…取り立てて騒ぐほどのレベルじゃなかったというかこんなもんなのかなあというか(※あくまで個人的な感想です)
壁一面に貼られた新聞掲載時の小説っていうのも縮小入って文字小さいし上の方に貼られているのは全然読めないし。ちなみに小説が連載されていたのは産経新聞でした。まあ、明治時代を皆が初めて日本人というものになったという高揚感に包まれた時代、生まれたばかりの国ゆえに努力すればどんな分野でもその第一人者になれるという希望を持って人々が生きていた楽天主義(オプティミズム)の時代と書いている小説が、朝日や毎日で掲載されるわけもないんですが。
2.萬翠荘
坂の上の雲ミュージアムに隣接している建物。大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が、別邸として建設した純フランス風の建築。
行く前は特に気にもしておらず、ミュージアムに行ったついでに行ってみた場所だったのですが、これが思いの外“当たり”でした。なんていうか、ゴージャスです。いかにもフランス風という感じがしますし。フランス、行ったことないですが
やっぱりこういう古い建築物って大切だと思うんですよ。当時のインテリがある意味趣味全開で作り上げた建物とか特に。とかく批判にさらされる鹿鳴館とかも残しておけば良かったのにと思います。
ちなみにこの萬翠荘からさらに坂を上ったところには夏目漱石と正岡子規が50日ばかりの同居生活を送った愚陀仏庵を再現した場所もあったのですが、2010年夏の大雨による土砂崩れのせいで全壊しました(木端微塵になった庵の写真は見せてもらいました)
これらを見終えたところで松山市内から五分おきに出ている路面電車に乗り、本日の宿泊先である道後温泉へ。
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路面電車。写真のバージョンと新式っぽい車両の二種類があります。個人的には昔から、路面電車の風情というのはけっこう好き。
道後温泉に到着したのは五時少し前。駅前ではからくり時計が出迎えてくれました。
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道後のからくり時計ノーマル状態。上にいる鳥は白鷺。白鷺が傷ついた足をここの湯につけて癒していたのが道後温泉の起源だという伝説に由来しています。
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道後のからくり時計フルオープン状態
上では道後温泉の鐘を鳴らす人。真ん中正面は小説「坊っちゃん」のマドンナでその下の目立つところにいるのは主人公、同じく左右にはその登場人物で一番下の段には道後温泉の湯治客。ものすごく凝ってるのでご当地プラモかご当地トランスフォーマーとかにしたらそこそこ売れるんじゃないかと思うのですが、残念ながらありませんでした。
次回は宿泊先について紹介したいと思います
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