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2010年12月

2010年12月31日 (金)

今年も残り少なくなってきました④

…正直、ここまで「少なくなって」きてから書く予定はなかったのですが(汗)

仕事の都合で18・19の土日と23日の天皇誕生日、そして25の土曜と片っ端から潰されたこともあり…おかげで坂の上の雲も後半二話まだ見れてないし。
ちなみに会社の休みは28日~1月4日です。本当は28日が仕事納めだったのですが、お休み貰いました。

という前置きはここまでにして、このシリーズの(結果的)最終回は今年やっていたゲームについて語ろうと思います。

と言っても、今年は自分の人生でこれまでにないほどゲームを買わない一年でした。やったと言えるゲームを列挙すると

・ドラゴンクエスト9(DS)
・ファンタシースターポータブル2(PSP)
・英雄伝説空の軌跡3rd(PC)
・クイズマジックアカデミー7(アーケード、週末の暇潰し。現在大魔導士1級)
・英雄伝説零の軌跡(PSP)

の以上5つ、うち今年買ったのは零の軌跡だけです。
もしこれを買っていなかったら、自分の人生でおよそ記憶にない、一年間でのゲームの購入本数ゼロになるところでした。
もっとも、こんなことになったのの一番の理由は
ドラクエとPSPO2のもちが良すぎた
ことなんですけど。

ドラクエが300時間、PSPO2も100時間近くはやってます。それでもドラクエは錬金もまだ全部終えていないし、倒したLv99の大魔王は最弱のバラモス止まり、PSPO2に至ってはトゥルーエンドもまだ見れていない状況です。とりあえずメーカー様には

要求プレイ時間長すぎませんか?

と聞いてみたいです

空の軌跡3rdは名前のとおりシリーズの三作目。三年以上前に買ったゲームで購入当時、中盤で放り出して丸三年近く放置していたのですが、ほとんど直接の続編と言える零の軌跡が出るということで今になって慌てて再開、クリアしました。
このシリーズ、一作目は大好きでした。買って数日で一気にクリアするくらいに。
ただ続編になればなるほど舞台装置の使い回しが増えたというか、例えて言うなら

一作目:日本一周の旅
二作目:1のラスト展開から続編はアメリカかロシアが舞台かと思ったらまた日本一周
三作目:ほとんどひたすらダンジョン探索ゲーム

という感じでどうも好きになれなかったので。

実際踏ん切りつけてやってみるとまともに散策できる町やフィールドが一つもないことを筆頭とする不満点はあるものの戦闘は考えることが多くて面白いし各キャラのミニイベントの組み込み方やその内容はしっかりしてるし、ボス戦をはじめとするBGMはいいしと長所はきちんとありました。普通のRPGとしてではなく、空の軌跡というシリーズの卒業作品として考えると、色々納得できると思います。ただ、

あるキャラの過去話だけはダークすぎましたけど

…そりゃPSP版で内容大幅カットされるし、PC版の公式ガイドでも内容についてほとんど触れなくなるよねと

今は、唯一の購入品である零の軌跡を黙々とやっています。60時間以上かけてようやく終章に突入、これもまた楽しいけれど長い…これについてはクリア後にあまりネタバレしない程度のここでも取り上げたいと思います。

今年も残りあと二時間となりました。それでは皆様、よいお年を。自分はあと少ししたら、人生初めて、夜中の初詣行ってみようと思います。

2010年12月13日 (月)

今年も残り少なくなってきました③

昨年末同様、NHKで「坂の上の雲」が始まりました。
ロシアの宮殿でロケするのっていくらかかったんだろうとか、去年はきちんと書生っぽく見えた本木雅弘が今年はきちんと海軍将校に見えるあたり一流の俳優ってやっぱりスゲエとか、小説になかった恋愛パートにかなり時間を割いてるなとか、冒頭で西洋人兵士から中国人の子供を保護する秋山好古っていうオリジナルシーン入れてるあたり、やっぱり去年の日清戦争パートにかなりクレーム来たんだろうなあとか(その辺については5月8日の記事で書いてます)色々考えながら見ていますが、なんのかんので楽しんでます。

でも、今回のメインテーマは今年やっていた大河ドラマ「龍馬伝」について。何気に人生で初めて、通しで見た大河ドラマです。他だと「新選組!」は中国にいたときに(中略)な方法で30話くらいまで見ましたが、山南敬助があと数話で死ぬというところから見れなくなりました(←臆病者)

坂本龍馬の人生について岩崎弥太郎が新聞記者の坂崎紫瀾(坂本龍馬を主人公にした史上初の小説「汗血千里駒」の作者)に語るという形式で綴られたこのドラマ、
設定のわりに弥太郎の扱い悪すぎだろう
というツッコミはともかく、一年通して楽しめました(実際、とくに序盤の扱いの悪さから三菱からNHKにクレームが来たそうです。終盤はちょっと覚醒してましたが)

龍馬を主人公にした話は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」くらいしか見ていないので色々と比べる形で見ていたのですが、やはり一番インパクトのあった違いは土佐の人斬り、岡田以蔵への新解釈とアレンジ。
これまで勝新太郎のような役者が演じ、武市半平太が飼っている狂犬というか暗殺道具してのイメージしか無かった岡田以蔵を佐藤健が演じる繊細で純情な青年として描き、武市半平太が獄中の彼を毒殺しようとしたのも口封じではなく連日の拷問に苦しみながらも必死で耐える以蔵を見かねてという内容に変更、その結果として以蔵辞世の句である

「君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡るべき」

が出番なかったのは残念ですが、娯楽番組としてはこれまでのイメージを覆す、好アレンジだと思います。
※余談ですが司馬遼太郎の小説でも以蔵を徹底的に狂犬扱いした結果、上記辞世の句はカットされています。

また以蔵以外にも全体的に、特に土佐出身の登場人物が綺麗に描かれていた印象はありました。ダークサイドを全く見せなかった主人公とか、仲間に詰め腹を切らされるのではなくて自分から責任を取って自害した近藤長次郎とか、序盤と終盤が漫画版ジャイアンと劇場版ジャイアンくらいの違いがあった後藤象二郎とか。

あと龍馬暗殺を指示したのは龍馬が進めた大政奉還のせいで徳川を武力で徹底的に叩くという目論見を潰された西郷隆盛、というのは最近の幕末物の主流なんでしょうか。土方歳三を主役にした北方謙三の小説「黒龍の柩」でもそんな展開でしたし。

しかし幕末って読み物として見るには楽しいけれど、絶対にその場で過ごしたくはないなあと思います。逆に過ごしてみたいのは五賢帝時代のローマとか、中国で初めて大衆娯楽が花開いた北宋の開封、あとは元禄時代の江戸あたりでしょうか。どれも一般市民として暮らすのには楽しそうです。

次回はゲームについて書こうと思います。今年はあわや、購入本数ゼロの年でしたが…

2010年12月 6日 (月)

今年も残り少なくなってきました②

連載企画と銘打ったからには立て続けに書いてしまおうという突発企画の第二回目、今回は人生で初めて通しで見た大河ドラマ「龍馬伝」について書こうかと思っていたのですが、こんなニュースが飛び込んできました。

可夢偉、英オートスポーツ誌のルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞

これは素直に嬉しいです。ベイスターズが当初の期待を裏切りまくってくれた本年、自分のスポーツに対する興味と応援、熱気のほぼ全てを小林可夢偉に集中させていたので。
ちなみにこのランキング、今年ラリー初挑戦の07年F1チャンピオン、キミ・ライコネンなんかも含んでいます。

なぜ、可夢偉はここまで世界的に高い評価(サッカーで言うと香川・本田クラス?)を受けることができたのでしょう?その理由はいくつかありますが、代表的なものは以下の三点だと思います。

1.チームメイトより速い
レーシングドライバーにとって最も身近でかつ負けられない相手、それは同僚に他なりません。同僚に勝つことでチーム内での発言権も増し、調子のいい車やパーツも優先的に回してもらえ、さらに成績を伸ばすことができ、来季のシートも安泰になります。
残念ながらこれまでの日本人ドライバーは基本的にチームメートの後塵を拝してきました(例外は90年の鈴木亜久里と94年の片山右京くらい?97年の高木虎之介は相手がザコすぎたので比較にならないし…)。
しかし可夢偉は予選・決勝ともチームメートを大きく上回る成績を残し続けたのです。しかも長年名門マクラーレンのテストドライバーを務めていたペドロ・デ・ラ・ロサや、二位表彰台の経験もあるニック・ハイドフェルドという一流のドライバーを相手に!こうした彼の、速さと安定感を兼ね備えた走りが自身のチーム内での地位を確立させて早々に来季のシートが確定、二年目ながらチームのナンバーワンドライバーという立場を手に入れました。

2.ルーキーで一番の成績を残した
今年のF-1には総勢5名のルーキーが名を連ねました。

ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)
ビタリー・ペトロフ(ルノー)
ブルーノ・セナ(ヒスパニアレーシング)←アイルトン・セナの甥
小林可夢偉(ザウバー)
ルーカス・ディ・グラッシ(ヴァージン)
(以上ゼッケン順)

その中で可夢偉は、マシンの性能やチーム規模は三番目でありながら、五人の中で最も良い成績を残しています。最終的なランキングは12位、チームの規模からしたら12チーム中8番目で、残す成績も15~16位が妥当と言えたザウバーにあって、可夢偉の残した成績は格別と言えるでしょう。
ちなみに上記ドライバーの中で、来季のシートが決まっているのは可夢偉だけです。

3.オーバーテイクが圧倒的に多い
視覚的にファンの心をつかんだのはやはりこれでしょう。
現代のF1ではレース中の追い抜きが非常に難しいと言われています。そのため前の車を抜くにはピット戦略、たとえば

・前の車が5秒先を走っている
・その車がタイヤ交換のためピットインして25秒使い、今の自分より20秒後ろに出た
・自分は先にタイヤ交換した相手より1周あたり0.5秒速いタイムで11周走ることができれば、それからピットインしてタイヤ交換しても相手より0.5秒前に出れる

といったような作戦にかかっています。無論、タイヤ交換した相手のペースが予想以上に速いとか、周回遅れにひっかかったりタイヤの摩耗が予想より早かったりでこっちのペースが思うように上がらないとか、他車が事故ってセーフティーカーが出たりとかの不確定要素は数限りなくありますが。
もちろんそれはそれで立派な作戦です。ただ、それでずっと前の車とぴったりくっついて淡々と周回を重ね、ピットかトラブルでしか順位が変わらない展開よりも、相手の隙を突いて果敢に飛び込み、ブレーキを限界まで遅らせて相手を追い抜くシーン、プロとプロの、時速数百キロでのせめぎ合いの方が見ていて楽しいのは間違いないでしょう。そういった、最近のF1ではめっきり見られなくなったシーンを、可夢偉は毎レースのようにやってくれています。特に鈴鹿でのオーバーテイクシーンは、最近かなりF1への興味を失っていた自分に昔の興奮を思い出させるのに十分すぎました。

ホンダが去り、トヨタが去り、今年いっぱいでブリジストンもいなくなるF1シーン、日の丸への期待は2年目ドライバー1人の肩にかかることになってしまいました。そんな実情に対して申し訳なく思いつつ、やっぱりこう言わずにはいられません。

頑張れ可夢偉!!

2010年12月 5日 (日)

今年も残り少なくなってきました①

すでに師走も五日が経過、三十代はあっという間だという言葉の意味をしみじみと噛み締めるような昨今です(会社の先輩に言わせると「四十代はもっと速い」だそうですが

そんなわけでちょっと早いですが、過ぎゆく2010年を振り返り、今年自分が興味を持って見ていたものについて数回に分けて総括してみたいと思います。

まず最初に振りかえりたいのは十年来の応援球団である横浜ベイスターズです。のっけから暗くなること確定な話題ですが

開幕前はわりと楽しみでした。投手では清水、捕手では橋本、打撃陣ではスレッジらを獲得し、監督は投手コーチとしての実績は申し分のない尾花監督、優勝争いは無理だとしても普通に考えれば四位、巨人阪神中日のいずれかが不調に陥ればクライマックスシリーズも十分狙える年になる…そう思っていました。そして実際、交流戦前までは借金生活ながらも四位をキープ、まずまず期待通りだったと言っていい状態でした。

それが交流戦でパリーグ球団にフルボッコに遭い、さらに交流戦が終わっても沁みついた劣勢を跳ね返すことができず結果はいつもの定位置、史上初の三年連続90敗以上という不名誉な記録までオマケにつきました。しかも終盤には尾花監督に対する選手の不平不満が新聞記事に載り、球団売却騒動まで持ち上がる始末。弱いからゴタゴタが起きるのか、ゴタゴタが起きるから弱いのか…お家騒動が伝統芸能なF-1のフェラーリチームだって、ここまで酷くは無いぞと言いたくなります。

そんな中、数少ない希望を見せてくれたのが打撃陣でした。これまで期待されていたもののなかなか芽が出なかった石川と下園がともに三割近くの打率を残し、石川は終盤まで盗塁王争いも展開、さらに途中加入した年俸一千万円の格安外国人助っ人、ハーパーの活躍はぶっちゃけ他に望みらしい望みの無いベイファンにとって、数少ない清涼剤と言えました。
ちなみにこう書くとルーキーで防御率三点台でローテを守り通した加賀はどうなるんだと言われそうですが、彼は味方が1点しか取れないときは2点で抑え、味方が5点取ったときには7点くらい取られる人だったので…

来季は何がそんなに良かったのかは全く分かりませんが、日ハムから森本選手がFAで入ってくれましたが同じFAで主力中の主力だった内川選手が抜けてしまいます。また最大の問題である投手陣に手を入れていないあたり、あまり大きな期待はできないでしょう。とりあえず何とか体勢を立て直して、借金20以内で終えてくれれば御の字かと(酷)

ちなみにそんな来季ベイスターズのキーマンですが、やはり色々な意味で村田選手だと思います。今年はどんなに不調でも四番サードの定位置で出場し続け、打線の中に大きな穴を作っていた村田選手、彼が復調すればそれがベスト、もし復調できなかった場合、それはそれで打順なりポジションなりから即座に身を引くことができるかどうか、無論前者の意味でキーマンになってくれれば言うことはないのですが、後者のような事態になった場合に本人として、チームとしてどう動くのか、これが一番のポイントだと思われます。

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