フォト
無料ブログはココログ

2018年11月 6日 (火)

カナディアンロッキーに行ってきました(番外編)

だいぶ間が空いてしまったカナダ旅行記。しかしこの文章を書く前に、ちょっとショックなことがありました。

昔行ったらしいです、カナディアンロッキー

親に行ってきたって話したら「あら、昔行ったじゃない」って…wobbly
いや、マジで全然記憶にないんですが。当時の自分は7歳か8歳、多少の記憶があってもおかしくはないんですが。

そこで考えました。なんで記憶に残っていないんだろうと。そして思ったんです。当時の自分の記憶に残せるだけの印象(インパクト)が無かったんじゃないかと。そう考えてみると、幼少時代の旅の行き先で記憶に残っているものは全体像ではなく、1つ1つのイベントが記憶として自分の脳みそに残されています。

・ラスベガスのホテルでイー・アル・カンフーやったなとか
・グランドキャニオンの近くのホテルにはアタリのセンチピードがあったなとか
・カナダで乗ったフェリーにはドラゴンズ・レアがあったなあとか
・学校の近所のアイスクリーム屋にギャラガやスパルタンXがあったとか

ゲームの記憶しか無いのか当時の自分

うん、ちょっと当時に戻ってあの頃の自分を説教したい。もう少し周囲を見渡せ、状況判断しろ、世の中の動きってモンを組み立てて理論的に考えろ、あとTRIX(アメリカ限定の人工着色料使いまくりなクソ甘いシリアル。具体的にはこんな感じ )ホントに美味いと思うのかなどなど…

とりあえず、気を取り直して本編に戻ります

2018年10月 1日 (月)

カナディアンロッキーに行ってきました(二日目その1)

トラブルに見舞われまくった初日を何とか最小限のダメージで切り抜けたカナダへの旅行。二日目からはツアーに参加しての旅行です。朝起きて、前の日の夜に見つけておいたスーパーで朝食(エナジーバー、途中でトイレに行きたくなったりしないように、あくまで軽めで)を買って、ホテルにツアーのクルマが到着するのを待ちました。

今回の旅でお世話になったのはバンフトプツアーズ という日本人向けの旅行専門の現地ツアー会社です。地球の歩き方に会社の情報が載っていて、「初めてのカナディアンロッキーで二日間の旅行なんだけどオススメは何ですか?」とメールを送って、という流れ。そこで紹介してもらったのが

ゆったり観光・レイクルイーズ、モレイン湖&ヨーホー国立公園
ペイトー湖と氷河を巡る・アイスフィールド・パークウエイ・コロンビア大氷原ツアー

こちらの2つのツアーでした。なのでまず初日の内容から紹介したいと思います。

Photo

バンフから目的地への高速道路の中で何箇所かあったメガネ橋。これ、人間用の道路ではありません。動物が高速道路に飛び出して、クルマにはねられることが無いようにと作られた動物専用道路です。これのおかげか、道路を走っていてリスやら鹿やらの轢死体を見ることは一度もありませんでした。ちなみにアメリカの田舎道だととてもよく見かけます
自動車保険は他所様のクルマとじゃなくて動物はねたときのダメージ対策なんじゃないかと思えるくらいに(て言うか、たぶん実際そうなんですが。幸い自分は現時点で動物ひいたことはありません。急ブレーキ踏んだことは何度かありますが

Photo_2

高速道路の車窓から。遠目に山の上にお城が建っているかのように見えるということでキャッスルマウンテンと呼ばれています(そのまんまな名前ですが)。


Photo_3  Photo_4  Photo_5

最初の目的地、シャトーレイクルイーズホテル。ツアーに参加された方の中にはここに泊まっている人もいました。湖の湖畔にあるホテルで、ここ自体がけっこう有名な観光スポットみたいです。初日の湖めぐり、ここが最初の目的地でした。

Photo_6  Photo_7  Photo_9

初日は3つほどの湖を回りましたが、その中で個人的にベストだったのが2つめに訪れたモレーンレイクという湖でした。20分ほど山登りをして、岩場の上からこの景色を観たときに思わず声が出たくらいに。エメラルドのような色をした湖、連なる山脈、そして反対側に目を向ければどこまでも続く針葉樹林。なんて言うか、これぞカナダ!って感じです(何でか分かりませんが個人的にカナダは針葉樹林のイメージがあります)

Photo_8

そしてそんな景色を眺めながらお昼ご飯。ツアー会社が用意してくれたオニギリを、絶景な景色を眺めながら。具はツナマヨとオカカ。ちょっと風が強くて飛ばされないように気をつける必要はありましたが、食べ過ぎにならないボリュームと言い待ち時間不要なことと言い、何より自然の空気の中での食事だったのでとても良い昼食でした。
そういやペルーのマチュピチュ行ったときも、山頂でオニギリがあればと思ったりもしましたが、ある意味とあのときの願いが叶ったと言えるかも?

初日その1はこのへんまで。その2は他の写真とか、バンフの街の様子なんかを書きたいと思います。

2018年9月23日 (日)

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その3)

なんとかカナダに到着し、なんとか入国審査を抜け、まずはATMで当座のカナダドルをおろして、バンフ行きのバスを探す自分、途中で横を通りかかった日本人観光客とそのガイドがこれから同じバンフに行くらしいので、自分も同乗していいかと声をかけたくもなりましたが、いきなりそんなこと言われても困るだろうし、何より怪しまれるだろうと踏み止まり、そしてバス乗り場は無いかと空港の建物の外に出たとき、インド系と思われる男に話しかけられました。

「どこに行くんだ?」
「バンフ、そこに行くバスを探してる」
もう無いぞ
despair
「俺のタクシーなら240カナダドルで連れてってやる(眼の前にあった、正規料金の看板を指さしながら)」
「(240…バスなら70くらいなんだけどな)あ、でもなんか目の前をマイクロバスみたいなのが通ったんだけど、あれは?」
「いや、とにかくもう無い。バスに乗るならダウンタウンまで行く必要があるが、そこに着いたらもう間に合わないだろう」
「(…なんかイヤな予感がする…)とにかくちょっと考えさせて」

そう言って再び建物の中に戻り、さらに数十メートル歩いたのですが、ええ、ありました

バンフ行き 10:30

電光掲示板にそう表示されたバスの運営会社が

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*・゜゚・* !!!!!
ぅぉぉぉーヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノぅぉぉぉー

そのときの自分の心境、マジでこんな感じです。て言うかあのタクシー野郎、デタラメこきやがって。100歩譲って「バスのことは分からない」って言うのならまだしも「もう無い」って言い切ってましたよね?まあ、さすがにわざわざ運転手を探して文句を言う気力はありませんでしたけど。と言うワケで自分が知る限り、カルガリーからバンフの最終バスは夜の10時半でした(これの次はさすがに翌日になるらしい)

とにかく70ドルほど、例のボッタクリ運転手の3分の1以下の料金を支払い、バスに搭乗。うとうとしながら約二時間でバスはホテルの前につきました。

Photo  Photo_2

ホテルの名前はアーウィンズマウンテンイン。高原近い観光地にあるらしく、外観もロビーも何だかとても小洒落ております。

Photo_3  Photo_4

部屋もとってもキレイでした。なんだかちょっと、気後れするくらいに

Photo_5

深夜の0時を過ぎていましたがお腹は空いていたので買い出しに出発。やはり治安は良さそうでした(けっこう歩いている観光客もいました)。
さすがにレストランは閉まっていましたがピザ屋と、隣の酒屋は開いていたのでビールとギロというギリシャ風のドネルケバブみたいな料理を購入。部屋で食べました。

とまあ、かなりトラブルだらけではありましたが、当日きちんと到着してタクシーではなくバスで移動ができて、こうしてブログのネタもできた。そう考えるとまあ

完全勝利

と言っていい初日だったのかなあという感じです

翌日からは普通の観光です

筆者注:ここで書かれている金額はカナダドルです。この金額に0.7くらい掛け算すると米ドルでの金額になります

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その2)

アメリカに来て初めてのカナダ旅行、曲りなりにも外国なのに完全にナメていた自分、結果当初の飛行機に乗り遅れはしたのですが、それでも同じ日に到着することはできました。時計の時間は九時半前、焦りはするけどまだバスが10時だとしても十分間に合う時間です。幸い入国審査も空いていて、これなら十分大丈夫だなと思っていたのですが

入管でめっちゃ怪しまれました

理由は簡単、当初の飛行機に乗れず、改めて別のフライトを手配してもらった関係で自分は本日、ほんの半日前にチケットを取ったことになります。そんな急に取ったチケットで野郎が一人でしかも深夜に近い時間に到着。

きっと高飛びしたなにかの犯人だと思われたのでしょうcrying

「何しに来た?」

「観光です」
「ずいぶん急にチケットを取ったようだが?」
「etaのこと知らなくて、当初のフライトに間に合わなくって」
「どこに行くんだ?」
「カナディアンロッキーです」
「これからか?」
「はい」
「どんだけかかるか分かってるのか?」
「二時間くらいですよね?まだバスがギリギリあるみたいですけど(意訳:だから早く通してくれ)」
「ホテルや帰りのチケットは?」
「取ってますよ(印刷したのをカバンに入れててホントに良かった…)」

とか、そんな自分的には大変に不毛なやり取りをして、ようやくスタンプを押してくれたと思ったのですが、係員は目の前の出口ではなく、なんか左の方を指さします。

「あっちで追加検査ね」
「(;ω;)」

それで左に行き、別の空間(個室じゃなくてオープンスペース、けっこう広い。同じような再検査の人もけっこういました)でもう一度、さっきと同じようなやり取りをして、ツアーについては現地のツアーに申し込んであることを説明して、荷物を全部チェックされて、ようやく通り抜けることができました。この時点ですでに時間は10時をちょっと回っています。それでもまだ諦めずにバスが無いか探してみよう。望みが希と書いて希望だけれど、そんな少しの望みは捨てずに行こう、そう思いました。

…初日その3に続きます

カナディアンロッキーに行ってきました(初日その1)

前回のアラスカ・バローから1ヶ月後、今度はレイバーデイという9月頭の祝日に1日追加して、カナディアンロッキーを観光してきました。なんだかこう書くと、旅ばっかりしているように思われるかもしれませんがcoldsweats01

アメリカに来て4年以上が経過しますが、泊まりでカナダに行くのは実は初めてだったりします(ナイアガラの滝を見に数時間だけ陸路で入国したのが唯一でした)。
とは言っても所詮は(?)カナダ、同じ地続きのメキシコと違って英語も通じるし、治安についても悪い話は聞きません。一応パスポートは必要だし通貨も違うけれど、フライトも片道三時間ちょいとそこらのアメリカの地方都市よりよっぽど近いし、実質アメリカ国内旅行の延長みたいなものだろう、そんな心持ちでいました。

しかし違いました

カナダは外国です

もう一度言います。

カナダに行くのは海外旅行です

いや、そりゃそうだろうというツッコミはあるかと思いますが。とにかく初日が一番大変でした。

朝早起きして空港について、チケットを発券しようとしたのですが、何故かうまくいきません。そしてそこで自分は知ったのです。空路や海路でカナダに入国するにはeta認証というものが必要だということを(2015年くらいからの制度だそうです)。

ちなみにこの手続の必要性について、「地球の歩き方」ではごくごく軽くしか触れていませんでした。日本から行こうという人は十分ご注意ください。

そしてこの手続に手間取った結果、予定の午前10時前の飛行機に乗れませんでした…crying一応代わりのフライトは手配してくれましたが、その時間は8時間以上も後…仕方ないので一度空港を出て時間を潰し、改めて午後五時半過ぎの飛行機に乗りました(ホテルには予定より遅れることは電話しました)

カナディアンロッキーへの旅ですが、まず飛行機でカルガリーに行き、そこからバスなどに乗り換えて2時間弱、そこにあるバンフという町が拠点となります。カルガリーに到着するのは9時半前で最終のバスはたしか10時、やれやれこのペースだったら最終バスには十分間に合う、そう思い飛行機に乗りました。

しかし、最初の山場はここでは終わりませんでした…

初日その2に続きます

2018年8月20日 (月)

だから何だと言わないで(汗)

ちょっと前のお話です。

アメリカに転勤になって4年ちょい、そこそこあちこちに出張をする機会はあります。行き先は主にアメリカとメキシコ、どちらも目的地は大都市よりも地方都市です。
そして言葉の問題などもあるのでメキシコは現地の代理店の人と一緒に行動するのが基本なのですが、アメリカ国内だと自分でレンタカーを借りて一人旅というのがメインになります。

そしてそんな中で旅先、訪れたのがこちらのお店でした。

Img_1691  Img_1692

ケンタ(ッキー州)のケンタ(ッキーフライドチキン)です。

…いや、だからどうしたと言われればそれまでなんですがcoldsweats01
別に一号店とかでもないですし(訪問したお客様から1時間半くらい離れたところに一号店があったそうなのですが、さすがに遠い)。

とりあえず店内を紹介します。こう言っちゃなんですが、たぶんこのお店が日本語のブログで紹介されるのはこれが最初で最後なんじゃないかなあと

Img_1695  Img_1694_3

店内は清潔でした。お昼時からは少し外れていたので自分以外のお客さんは一人か二人いた程度。おかげで写真は撮りやすかったです。

Img_1703  Img_1702

店内にはこんなポスターも貼られていました。一応なんのかんので、本場というのを意識したレイアウトにはなっていたかと思います。

Img_1698

食べたのはこちら。2ピースチキンにビスケット、マッシュポテトとアイスティー。うん、普通にジューシーで美味しかったです。ちなみに鶏肉は北隣にあるオハイオの農家から仕入れたと書かれていました。

Img_1700

州の形とフライドチキンの形が似ているのは偶然だろうか?いや違う!とか書かれているポスターです。うん

偶然って言うよりこじつけだよね

いや笑えたからいいんですけど。

以上、ケンタッキー州からお届けしました。ちなみにケンタッキー州、マンモスケイブという大きな洞窟の国立公園があったり、フリーウェイをドライブするとほんとにのどかな景色が広がっていたりするので、チャンスがあれば観光に行けたらなあとは思っております。
ノックスビル空港(テネシー州だけれどほぼ州境)だったら直行便も出ていますし。

2018年8月12日 (日)

天蓋を目指して(その8)

思いの外長編になったアラスカとバローの旅、最終回はバローで訪れたいくつかの施設について紹介をしたいと思います。

Photo_6  Photo_7

エスキモーの文化などについて紹介をしている文化施設、イヌピアット・ヘリテージ・センター

Photo_8  Photo_9  Photo_10

内部には原寸大のクジラの模型やエスキモーの装飾品、北極熊の剥製などが展示されていました。またお土産物も売っていたのですが、総じてものすごく高かった…あと北極熊とかクズリ(英語名:ウルヴァリン)の毛皮を使った小物も売られていたのですが、お値段もそうだけれどワシントン条約がちょっと心配です

Photo_19

センターは2階建てなので、上から写真を撮ることもできました。見てのとおり、木は一本もありません。ここの厳しい環境では生えることができないのです。建築資材の入手ルートも限られるので、内部はともかく外部はプレハブ的な建築資材がメインです。

Photo_11  Photo_12

そして道路を挟んだ少し先には立派なショッピングセンターもありました。広い店内には食料品や日用雑貨、果ては小型のバギーまで売られており、まさにこの町のライフラインを支えていると言って過言では無いと思います。が…

お値段異常に高いです

先の文章でも書きましたが、バローは陸の孤島です。年に1回は船(骨のアーチの背後にちょっと写っています)が来たりもするのですが、生活物資の輸送は全て航空貨物に頼っています。なので当然そのお値段も…


こちらの動画で詳しく紹介していますが、トマトが1つ4ドルとかハーフカットのスイカが40ドルとか…ただ、それでも物(しかも生鮮食料品)が売られているということは当然ながらそれが商売として成り立っているからです。近くに石油プラントも存在するバローの町、聞いた話だと住民の平均年収は8万ドルになるそうです。ただ、だからと言って

・娯楽施設が皆無
・マクドナルドも無い(驚くべきことにサブウェイはあります)
・夏の最高気温が平均3度
・冬の最低気温が平均マイナス30度
・夏は二ヶ月太陽が出っぱなし
・逆に冬は二ヶ月全く日が昇らない
・飲んだくれ発生防止のため、酒類の取扱いは原則禁止

という町に住みたいかと聞かれると…ではあります。

また写真を撮ることはできませんでしたが、小学校や高校もしっかりあります。住民4400人に対して義務教育を受けている人数が700~800人はいるとのことなので、人口ピラミッドは日本よりも健全なんじゃないかと。

Photo_13  Photo_14  Photo_15

地元青年会の人たちが商工会議所みたいな場所でイヌイットの踊りを披露してくれました。後ろの人が持っているのは伝統的な太鼓。かなり大きな音がします。

そうしたところを回ってツアーは4時に終了しました。ここから一泊する人たちもいましたけれど、個人的には日帰りで正解だったかなあと。日も沈まない中、ノンアルで一晩ここで過ごすのはちょっと厳しそうです。

Photo_16  Photo_17
Photo_18  Photo_20

出発前とかにホテルの周りでもう何枚か写真を撮りました。たまにクルマは通りますが、人通りはほとんどありません。そして音というものがほとんどありません。こうしたところに自分は「荒涼と言う言葉を形にした」と感じずにはいられませんでした。人が住んでいて、大規模な災害に見舞われたとかでもない場所なのに、住んでいる人には失礼かとは思うのですが、言いようのない寂しさを感じずにはいられませんでした…

Photo_21

ツアー終了後、ホテルのロビーで北極圏を超えましたよという証明書を貰いました。これは大切に取っておきたいと思いますhappy01

Photo_22

おまけ:アンカレッジに戻ってから食べた夕飯、鮭定食(?)。これでも一応、アメリカ的にはヘルシーメニューに分類されます。

Photo_23  Photo_24

もう1つおまけ:ロサンゼルスに戻ってからトーランスのスーパーで買った夕飯。お刺身の盛り合わせと豆腐&海藻のサラダ。やっぱりロスは便利です…

天蓋を目指して(その7)

バローに到着し、食事を取って少しゆっくりして、正午に始まったバスツアー。全体で4時間ほどの半日のツアーでした。

Photo  Photo_2

クジラの骨を使った記念撮影用のアーチやモニュメント。左のは高さ4メートルくらい、右のは高さ2メートル、幅5メートルくらいでしょうか。
バローの住民は伝統文化としてアメリカ政府から捕鯨が許可されています。しかしガイドさんの話によると色々と制限はかけられているとのことでした。
まず捕獲できる頭数ですが今年は通年で25頭だそうです。春には9頭狩りに成功しましたが、致命傷を与えたものの海底に逃げて行ってしまったものも7頭いて、それも頭数にしっかりとカウントされてしまうそうです。なので秋の漁期に獲れるのは残り9頭だとのことでした。

次に鯨肉を商用に使うこともできないそうです。ガイドさんにどこか食べられる所は無いのかと聞いてみたのですが、あくまで個人消費か、友人に無償で分けるかしかできず、販売しようとすると政府の人間がすっ飛んでくるようなことを言っていました。正直、かなり残念。

ちなみに食べ方は茹でて食べるか凍らせて(話の感じだとルイベみたいにして?)食べるのが一般的だとのこと。ぜひ竜田揚げとかトライしていただきたいのですが。

Photo_5

ちょっと分かりづらいですが、左側には土手が作られています。これから気温がもっと下がるにつれて海からの風も強くなり、海水が道路やその先にある建物にバシバシ当たってしまうので、それを防ぐためだとか。これからもっと高くする予定だそうです。

Photo_3

アメリカで最も北(て言うかたぶん世界で最も北)にあるアメフト場です。さすがアメリカ人にとって最大の国民的スポーツと言われるだけのことはあります。
ちなみにコートにホッキョクグマが来たこともあるそうです。
なお、地図で言うとこのあたりになります


Photo_4

そしてアメフト場からほんの少し北に行ったところで「ここから先は道路が荒れていて行くことができない」と言われてしまいました。アメリカ最北端の地、そこまではまだ数キロありますが、ここがおそらく、自分の人生にとっての最北端になると思います。再チャレンジする気は全くありませんし(よほどの希望者がいない限りは)

このあと海岸まで歩いて、北極海の水に手を突っ込んでみました。

寒い、冷たいと言うより痛いです

youtubeの動画を見ると水着姿でこの海に突撃していった人たちの姿がいくつか確認できましたが、とてもそんなこと試す気は起きません。
ちなみにこの旅の一週間前、世界的な異常気象の中、バローも最高気温が14度まで上がりました。そのときはガイドさんの家族で海岸沿いにピクニックに行き、水遊びを楽しんだ子供達もいたそうです。まあ、14度なら分からなくは…(それでも寒いとは思いますが)

最終回、思いの外長くなったので2つに分けたいと思います。次は建物とかそっち系で

2018年8月11日 (土)

天蓋を目指して(その6)

アラスカ旅行3日目、朝の4時に目を覚まして身支度を整え、タクシーを呼んでアンカレッジ空港に出発。今日はいよいよ、アメリカ最北の地、バローに向かいます。

バロー、北極海に面し、外界のどことも道路がつながっていない正真正銘の陸の孤島、いわゆる極北アラスカに分類される地域。2年前初めてアラスカに行ったあと、そういやアラスカの最北ってどこなんだろうとグーグルマップで調べて以来、なんだかずっと気になっていた地域、別に治安に問題があるワケでもないのに、なんだか少し緊張します。

Photo

バローに向かう飛行機は、案外大きな機体でした。メキシコ内での出張のときとか、もっと全然小さな飛行機に乗ることも多いので少し意外に思いましたが、日常物資の輸送を全て航空貨物に頼っているという関係上、人よりもむしろ荷物を運ぶために大きめの機体を使っているのかもしれません。

そして行きの便はまっすぐバローへは向かいません。アンカレッジから1時間半、まずそこから少し東、アメリカ最大の油田があるプルドーベイのデッドホースという空港に向かいます(なんだかすごい名前です。なんでも最初にそこに進出した企業から取ったらしいのですが、なんでそんな企業名にしたんだろうかと)

Photo_2

プルドーベイへの到着を示す自分のケータイ。ここの天気を「現在地」として示したことのあるスマホはたぶんとっても少ないと思います。なお、この時点ですでに北極圏に足を踏み入れています。

Photo_3  Photo_4

プルドーベイが目的地の人はここで飛行機をおりますが、そうでない自分みたいな人は機内に残ります。安全・保安の関係上飛行機から一歩も外に出ることは許されません。上の写真は客室乗務員さんにそれを確認したうえで、機内に足を残しながら半身を乗り出して撮りました。

なんでもこのプルドーベイという所には原住民というのはいないそうです。ここに住んでいる人たちはあくまで油田で働く人達とその家族そして食事や宿の世話をする人たちだけで、関係者以外ほとんどの地域が立入禁止だそうです。なんだか色々複雑です。

そして1時間ちょっと待機して、再び空路で40分、地上にかなり近くになるまで地面の様子が全く見えないほど雲が厚く垂れ込める中、ついにバローに到着しました!

Photo_5  Photo_6  Photo_7

最初に出迎えてくれたのはバロー空港の建屋でした。ええ、自分も相当あちこちの空港を旅してきましたけれど、間違いなく初めてでした。

片側一車線の道路挟めばカメラ(コンデジ)に全景入り切る空港というのは

しかもパノラマ機能とかそういうの一切不使用で。

Photo_8

空港のロビーです。これでほぼ、全部枠内におさまっています。

Photo_9

手荷物はコンベアでなく、向こう側から係のオッチャンが手作業でここに置いて行きます。

まずこの空港の規模にカルチャーショックを受けました。空港というよりもどこか地方の鉄道駅にでも降り立ったかのような錯覚に陥ります。今はなきお台場の船の科学館、そこで青函連絡船とともに再現されていた冬の青森駅とかそっち方面を思い出しました。
とにかく自分が申し込んだツアーのロゴがついたバスを探し、8月の北半球なのにみぞれが降る、気温2度の中、ホテルに向けてクルマは走り出しました。

Photo_10  Photo_11

マイクロバスの車窓から。そこにはボストンのようなレンガ造りの建物群も、ラスベガスのような豪華な町並みも、アンカレッジのような緑の山々に囲まれた絶景もありませんでした。あるのはただひたすら、『荒涼』という言葉をそのまま形にして描き出したかのような風景です。

「とんでもないところに来てしまった」

町の景色を見た第一印象がそれでした。それは決して後悔とかそういう意味ではなく、かと言って「来てよかった~」というような脳天気な喜びでももちろんなく、なんとも言えない、とても複雑な気分になりました。

Photo_12  Photo_13

バスは10分もしないうちにツアー主催者の運営するホテルに到着しました。トップ・オブ・ザ・ワールドホテル、アメリカで最も北に位置するホテルです。

Photo_14  Photo_15

宿の中はとてもキレイで清潔感がありました。そして何より、きちんと暖房が効いていたのが嬉しいです。時間はこの時点で11時前、ツアー開始の正午まで少し時間があります。

Photo_16  Photo_17

というワケでホテルの食堂で軽く昼食。メニューはホットチョコレートとサーモンバーガー。これで25ドルとなかなかのお値段です(味は上出来でした。サーモンパテ、アラスカの他の町中で食べるよりよっぽど美味しかったですし)。

次回はたぶん最終回、ツアーのレポートをお届けいたします。

2018年8月10日 (金)

天蓋を目指して(その5)

アリエスカリゾートを出たあとはちょっと一昨年も寄った湿原地帯で寄り道をしたりしながらとりあえず来た道を戻ります。この日もアンカレッジ泊ですが翌日は早起きして空港に行くだけなので、この日のうちにさっさとレンタカーは返却。朝の手間も減らせるしレンタカー料金も安くなるしで一石二鳥です。

Photo

ちなみにバードウォッチングの場としても開放されている湿原地帯での1枚。個人的にこれが地上で撮った写真ではベストかなあと。単なる快晴じゃなくて適度に雲があったのも今回の旅の写真映りを良くしてくれました。

向かった先は空港のほど近くにあるアラスカ航空博物館(Alaska Aviation Herritage Museum)。アラスカと切り離せない航空機との関わりについて触れた、比較的小さな博物館です。ガイドブックでは朝方アンカレッジに到着した場合、ホテルチェックインまでの時間つぶしに行ったら良いと書かれていました。

Photo_2  Photo_3

そんな場所なので、屋内展示されている飛行機は基本的に小型機です。用途は主に郵便物の配達など。航空機を使うことでそれまで犬ぞりで20日かけて配達していた郵便物が4時間で行けるようになったことなどが誇らしげに書かれていました。

そして恥ずかしながら自分もこの博物館に来て知ったのですが、アラスカは二次大戦のとき、日米が戦火を交えた土地でもありました。アラスカの先端にあるアリューシャン列島、そこを争奪し、そして一時期は日本が占領したそうです。それは二次大戦中のアメリカ軍にとって、初めて自国の領土(植民地を除く)を占領されたこともあるという歴史でした。
(博物館内ではそのときの歴史について触れたビデオもやっていました)。このあたりの歴史についてはウィキペディアとかを見ると概要が記載されています。

ただ、全体的にそれをもって日本を非難するとかそういう色合いは薄かったと思います。

Photo_4

Photo_5  Photo_6

日の丸の旗が高いところに掲げられていたり、当時のポスターが額縁に入って良好な保存状態で置かれていたのを見るかぎりは(もちろん勝者の余裕というのもあるでしょうし、額縁も地面に置いてある時点でちょっと微妙な感じはするのですが)

F15  Photo_7


ちなみに屋外には今なおアメリカで使われているF15戦闘機やアラスカ航空のボーイング737などが、わりとぞんざいに展示されていました。戦闘機、普通に手で触ることができます。

Photo_8

ジャンボジェットの機内。案外狭いです。ここにあんだけの座席を詰め込んで、100人以上の人間を乗せているのかと思うと…まあ家とかも家具が無いと狭く感じるものですが。

そしてこの博物館、フッド湖という湖の湖畔にあるのですが、ここにあるフッド湖水上飛行場は世界一多忙な水上機の飛行場だそうです

Photo_9  Photo_10

実際こんな感じの小型飛行機が数分おきに離着陸を繰り返していました。湖畔には管制塔を模した展望台(と言っても2階建てですが)もあり、天気の良い日にそこのベランダでボーッと飛行機の離着陸を眺めるのも楽しいと思います。

そして博物館の人にこれはどういう用途の飛行機かと聞いたところ、観光用がほとんどだとのことでした。遊覧飛行であったり、釣りスポットへの送迎用であったりと。うん、個人的にはそういうのだったら陸路で十分です。離陸するとき、結構左右にブレながら飛び立っていましたし。

Photo_11  Photo_12

そしてレンタカーを返したらタクシーで市街地に戻り夕食。メニューはオヒョウ。翌日は飛行機に乗るしということで、前の日よりはだいぶ軽めです。

明日はいよいよアメリカ最北端、バローへ向かいます。

«天蓋を目指して(その4)